ビン・ラディン殺害に違和感を感じる日本
ビン・ラディン殺害に歓喜するアメリカに違和感を覚える日本人
が少なくないようです。
日本人でNYでのテロの犠牲となった方のご両親のコメントも、
そうした歓喜とは程遠いものでした。
なぜビン・ラディン殺害を手放しで喜べないのか?喜ぶべきでは
ないのか?それを説明できる日本人はたくさんいると思います。
ちなみに私は、あの作戦でコード名を「ジェロニモ」としていたこと
にとても驚きました。
ご存知のように、ジェロニモはネイティブアメリカンで、白人に抵
抗した戦士の名前です。
それにしても、今回の件でオバマ大統領にはがっかりしました。
ところで日本人のそうした感覚。
これはどこから来たものなのでしょうか?
仏教の影響? 明治維新や、敗戦の経験から?
その明確な答えはわかりませんが、
今回の件で、こんな時代においては、世界を平和にするために極め
て重要な役回りが出来る国なのだと改めて感じました。
いや、かつて第二次世界大戦の時も、大国とは異なる視点を持った
日本の躍進を期待していた民族がたくさんあったのだと思います。
わたしたちのこの当たり前の「違和感」。これは国際的にみて、
とても重要、かつ、大きな強み、武器である、と思います。
勤勉さなどよりも、日本人の武器になるかもしれません。