営業コンサルティング:震災後の緊急対応
私のあるクライアントは、震災の影響で売上が激減しています。
自動車工場がほぼ停止していますから、その影響をモロに受けています。
さて、そんな中、先日、
震災の緊急対応と、新たなチャンス拡大に向けて
というテーマで、そのクライアントにて緊急の討議を行いました。
以下はその討議をするために、私が書いた文章です。
そしてこの内容は、多くの企業に共通するメッセージになると思われる
ので、ほぼそのままその文章を掲載しましょう。
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震災の緊急対応と、新たなチャンス拡大に向けて
1.主旨
震災復興支援を公私共に行うのは、人として当然のことです。
さらに次の段階のこととして。
「大変」とは、「大きく変わる」というのが元々の意味だそうです。
この難局は、まさに大きく変わるチャンスでもあります。
また、陽の極で陰をみる。陰の極で陽をみる という極意があります。
陰の極みと言えるこの難局は、まさに前向きに物事を捉えるべき時です。
幸いなことにわが社には、単なる生産代替ということではなく、
お客様に新たな付加価値を提供できる
【パートナー企業】
としての可能性があります。
まさに今、わが社の価値を広くお知らせし、
新たなチャンスをつかむ絶好の時機と考えます。
2.やるべきこと
そのための方法論を考え、「まず動く」。
今回討議したいことは、
1)震災後の当社への顧客からの問い合わせの整理
(この時期に、どんなことが我々に実際に求められているか)
2)その他、自分が考えるチャンスのつかみ方
→「攻め」に転じるためのポイントを探る
→具体策を練る
①何がセールスポイントになるか
②どんな企業の、どこにPRすべきか
③その具体的なやり方・スケジュールの設定
以上を進めたいと考えます。
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さて、このクライアントでの実際の討議は、すごく盛り上がりました。
そして、
お客様から頂いているお問合せの中からひとつの方向性を
見出せ、具体的な手を打つことにしました。
たぶんこれを実行すると、それなりの反響が得られると思います。
しかも何かトリッキーなことをやろうとするのではなく、その会社が
本来持っている強みを生かすやり方なんです。
(これ以上は守秘義務があるので具体的に書けません・・・残念!)
もちろんこの会社も、これから大変な時期が続きます。
でも、こうやって考え、行動を起こすことで必ず光明が見えてきます。
それが私のやり方です。