たたき台を先に示す意味
あるクライアントでの話しです。
とあるイベントの企画で、ライバル企業がすでに主催者と
仲良くなっており、こちらはほぼ新規参入の状態。
しかし、ぜひとも会場内で少しでも有利な場所を確保したい。
そんな状況にありました。
そこで一計^^
主催者側が会場レイアウトを考えるであろう時期よりもちょっと前に、
「会場レイアウトを考えてみました」と、
あくまでもイベント全体のことを考えつつ、自社に有利になるような
会場レイアウト図面を作成して持ち込んでもらいました。
その基本は、新参者=新鮮な目線で、このイベント成功のための
提案をさせて頂くという事です。
主催者は、その新鮮な切り口を面白がって聞いてくださり、
その結果として、最終的に古株のライバルと比べて同等程度の
重要なポジションを確保することに成功しました。大躍進です^^
もちろんその後からライバルから、いろいろ巻き返しがあったようです
が、それでも、それだけの信頼を勝ち取ることが出来たわけです。
こうなれば後は、責任を持ってイベントを成功させねばなりません!
今回のポイントは、
たたき台を先に示す
という事。
しかし、いつでもこのようにうまく行くわけではありません。
場合によっては、”後だしジャンケン”の方がうまく行くことも
あるでしょう。
しかし、
考える前提条件(たたき台など)を、こちらが先に示すことで
相手の考えの枠組みを変えてしまうことが期待できる場合、
このやり方は効果をあげるわけです。
是非お試し下さい。