原因は常にどこにあるのか?
少年野球チームでの出来事。
3年間公式戦での勝利ゼロという弱小チーム。
その中で、ある父親が、「こんなチームにいたって仕方ない!」と文句を言い、
子供を強いチームへと移してしまった。
さて、その弱小チームのその後。
残った父兄が危機感を持って立ち上がり、いろいろな改革を行い、
もちろん子供たちの頑張りもあり、チームは生まれ変わっていきました。
そして翌年、みごとに地区優勝の栄冠を手に。
得がたい思い出を作ることが出来ました。
・・・一方、チームを辞めて、強いチームに移ったその親子はどうなったか?
いつのまにか、その強いチームも辞めてしまったらしい。
この親子が抱えている問題の原因は、どこにあるのでしょうか?
それが、どのチームに入ったか?ではないということ。
ここは明らかですよね。
でも私たちは、つい、そう思ってしまいます。
「会社が悪いんだ」「あの人が問題だ」などなど・・・・ついつい・・・
かなり本気で。
でもこの親子が私たちに教えてくれているのは、
問題や原因は、周りの「環境」にあるのではないということ。
そして
常に、それは「自分」の中にあるということ。
うまく行かないことは、他人や環境のせいにする。
そうしているうちは、いつまで経っても、不幸なままのような気がします。
この父親は、もしかすると未だに、
「どのチームも問題ばかりだ! うちの子を活かしてくれるチームを探すんだ!」と
思っているかもしれませんねえ。
この父親にとっての理想のチームなんて、たぶんどこにも存在しません。