提案営業とは?
「提案営業」はもちろん重要です。
しかし提案とはどういう事か? をきちんと考えてみたいと思います。
提案とは、相手に対し、「こうしてはどうか?」と、
つまり、
相手に代わってこちらが先に答えを出してあげる
という行為です。
それはすなわち、
自分で答えを見つけ出すチャンスを相手から奪う
だけでなく、
その相手が自己解決能力がないといっている
ようなもの。
提案することが、営業として何にもまして重要なことと考えていると
すれば、 大間違い です。
ただし、相手が自分で考えても、良い答えを見つけられないことだって
あります。そして相手があなたを信頼してくれており、あなたの話だった
ら受け入れられる、是非聞きたい、そういう状態にあるとすれば、
「提案」ははじめて効力を発揮します。
それでも、私は慎重に、
「提案があります!」「こうすべき」「こうしてはどうですか」というメッセージ
にならぬよう気をつけて
「私が考えていることは、こういうことですが」
などと言葉を選んでいます。
ところで、あなたの周りに、
「この本読んだ方がいいよ」とか、平気で言ってくる人いませんか?
これは分かりやすい例ですね。これも提案ですよね。
相手に良かれと思って言うのでしょうが、
言われた方は、それを別に求めていない時にそういわれても、
ふ~ん・・・で終わってしまいますよね。
使い方を誤ると、
提案とは、おおきなお世話。
です。はっきり言って。
いくら良い提案だからと言っても、それだけでは相手の心に刺さりません。
もちろん提案そのものは大事です。
でも、提案したいなら、その前にやるべきことがたくさんあります。
「ご提案書」・・・って、私はあれを見るたびに笑ってしまいます。
提案について、もっと考えられるようになったら、
営業力が向上することは間違いありません。
ZACCESS Consulting株式会社