影響力が欠けるとどうなるか?
先日、子供が通う公立小学校の授業参観に行ってきました。
目的は、学級崩壊に瀕しているクラスの様子を見に行くため。
6年生のクラスで、ほぼ一年を通じてそんな状態だったようです。
生徒は身長が高い子も多く、ませているのかな?
もちろん子供たちの側にも大いに問題はあると思います。
しかし、決定的だと感じたのは、担任の先生。
エネルギー不足。
授業の様子と観ると、
言葉が、こちらに届いてこない。言葉が、入ってこないんです。
声が小さいとか、そういう問題ではありません。
これでは授業を受けるほうも、確かにつらい。
子供が相手であれ、人に教えるという事は、
それに見合うだけの影響力を行使できねばなりません。
そうしたエネルギーが決定的に足りないわけです。
単に知識を伝達するだけなら、ロボットで良い。
確かに今の時代、教師に予め「権威」が付与されていませんから、
教師が自ら、その影響力を備えなければなりません。
しかも、体罰など強権発動も許されないので、
求められるスキルが昔に比べて高まっていると思います。
また、学級崩壊状態のまま・・・というのは、
学校としてのマネジメントの問題です。
父兄の問題、さらには地域社会全体の問題です。
そして、皆が不幸な問題です。
いろいろ考えさせられる授業参観でした。