◆年の瀬に、ミトコンドリアを想う
年末は、鉄道の人身事故がさらに増えますね。
鉄道での自殺には、無意識のうちにも、心理的に社会への
反抗、抵抗などがあると言われています。
普通の自殺なら、人知れず、静かなところで・・・
と思うでしょうから。
自殺はいけません。
なぜなら、ミトコンドリアさんに失礼だから。
我々は、自分で生きているわけではないのです。
義務教育で習ったはずですが、すっかりお忘れでしょう、
ミトコンドリアさんの存在と役割。
ミトコンドリアは、二重の生体膜からなり、独自のDNAを持ち、
我々と内部共生している存在です。
そして我々の細胞内で、酸素を使って炭水化物を分解し、
必要なエネルギーのほとんどは、ミトコンドリアからATPの形で
供給されているのです。
ちなみにヒトは60兆個の細胞で形作られており、各細胞に
約2000個のミトコンドリアがふくまれているので、なんと、
ヒトひとりは12京個(1.2×10の17乗個)のミトコンドリアが共生!
これまで勝手に、隷属的にミトコンドリアを働かせてきておいて、
勝手に宿主が、それだけの命を絶つ。
それは許されることはありません。
・・・今回は道徳的観念とは、ちょっと違った角度から、
命の不思議さ、命の大切さを。