◆身の丈で生きる(一荷という単位とは) | 営業改革コンサルトの活動日誌!

◆身の丈で生きる(一荷という単位とは)

以前、一里という単位に関する記事 を書いたことがあります。


今回は、一荷(いっか)。


実は、この単位、私は最近まで知りませんでした。


落語で知ったんです。


インターネット上で調べても、この一荷、どうも良く分からないところがあります。


どうやら重さの単位と考えて良さそうなのですが、


天秤に、桶を二つぶら下げて運ぶ、この重量が、一荷、


だという事らしい。


「一荷二桶十六貫(いっか ふたおけ じゅうろっかん)」ともいわれた


ようです。


つまり、桶ふたつ分で、一荷。十六貫は(約60キロ)。



ところで十六貫といえば、米俵一俵が、十六貫。


これは偶然ではないですね。



日本人の体格で、荷物を担いで運べるマックスが、この十六貫、


一荷、約60キロということなのでしょう。


それに合わせて、桶の容量も、米俵の大きさも、設計されているわけです。


日本人のこの、身体感覚と単位の親和性は、なかなかのもの。



一荷。


これは正確に言うと、どれだけの重量なのか、そもそも重さの単位なのか


どうかさえ、良く分からない。なぜなら、それは人が、天秤棒でひとりで荷物


を担げる重さ。一荷とは、


曖昧なのではない。


極めて実用的なモノサシなのだ。


アタマで考える西洋的思考では、理解できないもの。