◆心理的に見た、高齢化社会の問題
高齢化社会とは。
それは40代、50代、60代、あるいはそれ以上であっても、
「親」が存命という事。
それは、第一に、それら、働き盛りの世代の人間が、
少なからず、親の面倒をみるなど、そちらにエネルギーを割かねば
ならない社会であるという事。
それが後ろ向きとまでは言わないまでも、
次の世代のため、新しいことのために、エネルギーを集中しきれない。
それが高齢化社会。
更に大事なこと。
それは、それら40代以上の人間が、いつまで経っても、「子供」で
あり続けてしてしまうこと。
親がいる限り、年齢に関係なく、いつまでも経っても子供は子供。
親離れしていようが、経済的に自立していようが、
厳然たる事実。
それは、すでに親を亡くされた方とは、決定的な違い。
気持ちの置き所が決定的に違う。
高齢者社会。
上で書いたような、心理的な問題。
それらは、あまり話題にもされていないと思いますが、
ものすごく重篤。