◆ソフトウェア開発企業様からのご相談
連日、経営相談がたて込んでおります。
ありがたいことです^^
さて先日お伺いした、従業員30名規模のソフトウェア開発会社様において。
私のところにご相談いただくようなソフトウエア会社に共通しているのは、
仕事はきっちり! 真面目に、良い仕事をされていることです。
でも残念ながら、いざ積極的に仕掛けてPRしていこうとなると、
その会社のソフトウエア開発の良さとか、強み、といったものが、
ほとんど自社内でも明確に出来ていません。
だから、さっぱり何がすごいんだか、分かりません。
営業下手な会社が非常に多いのがこの業界のひとつの特徴ですね^^
でも今回も、私から「あーだ、こーだ」と、お話をしているうちに、
その会社の社長さんから、
「それなら、うちの会社でもいろいろ考えられそうです。
イメージがわいてきました!」
と仰っていただくことができました。
私はある意味、触媒みたいなものです。
その会社にもともと備わっている良い面、強い面を明確にしていく
そのお手伝い。
ところで、その社長さんから、その後に、
「鬼頭先生にコンサルティングをお願いするには?」と質問をうけました。
それは一般的なセールスであれば、クロージングのチャンス!^^
しかし私は、そこで以下の主旨のことをお話しました。
この厳しい時代、なんとなく効果が出そうだというだけでコンサルタントを
雇うだけの余裕はないはず。
次回、もう一度時間を取りますから、御社の強み出しの討議を一緒にやっ
てみましょう。その上で私が必要なのか、自社だけでも出来そうなのか、
判断してください。
とこんなことを述べて、その場を引き上げてきました。
「まずは現状分析から。」それがコンサルティングのセオリー。
でも、このご時勢、そんな悠長なことを言っていられないですし、
そんなことをせずとも、その会社の強み(商売のキモ)を嗅ぎ分けられる
くらいでないと、実践的な営業指導は無理だと私は考えています。
また、私は何もボランティア精神でそこまでやろうとしているわけではありません。
私にとっても、成果を挙げられそうにない企業を支援するわけにはいかない
のです。だから次回の討議は、お互いの可能性をシビアに判断する場、
ということでもあります。