◆社長がやるべき経営革新(その5)
さて、シリーズ最終章です。
1.素早くリリースする
2.目的に向けて、変化し続ける
3.変化するスピード
これは、言い換えると、
市場の反応を軸に、最速でPDCA
サイクルを回す成長戦略
です。
ある意味、最強の顧客満足度経営でもあります。
最後に、すばやく新技術・新サービスを市場にリリースしていくために、
常々、私が戒めとしている、法則をご紹介しましょう!
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<商品・サービス完成の法則>
・自分だけ、社内だけで考えたもの :完成度 10%
・第三者の意見を聞いて改善したもの :完成度 30%
・2~3件、実際に受注できたもの :完成度 50%
・事業として採算に乗ったもの :完成度 70%
・これで完璧!と思った瞬間 :すでに衰退
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普通であれば、市場にリリースする時には70%以上の完成度があるのは当然
と考えていることと思います。私もかつてはそうでした。
しかしその段階ではまだ、恐らくは10%程度の完成度と考えておいてちょうどよ
いということです。自信があっても30%まででしょう。
そして、むしろそうであることを自覚し、そこから修正をかけ、磨きをかけていく、
そのプロセスを回せる「経営の仕組み」を持つことこそが大事なのです。
以上、5回にわたって、「社長がやるべき営業改革」と題した記事を書きました。
今、既存事業に行き詰まりを感じ、なんとかしなければと、
いろいろな企業の経営者の方から、ご相談を頂きます。
そのための大事な考え方を、できるだけ囲い込むことなく記したつもりです。
あなたが実践すべきことです。
あなたが実践しなければ何の意味もありません。