◆社長がやるべき経営革新とは(その3)
さて、前回の続きです。
新規取り組みを成功させる考え方を述べてきました。
大事なことは、
1.素早くリリースする。
2.目的に向けて、変化し続ける。
3.変化するスピード。
この秘訣を、単なるお題目としてではなく、
あなたの会社の「経営の根幹をなす仕組み」として、
しっかり機能するようにせねばなりません。
できることなら、これを社長室や会議室に掲示して下さい^^
面白いことに、大企業(あるいは大企業病の会社)は、ここに挙げた必須要件
をたとえ頭で分かったとしても、実行するのはなかなか難しいんです。
その理由は、まず一流企業には、プライドもあれば、自信もあります。
そしてリスクを恐れます。
また高学歴で “真面目な人” “常識的な人”が多勢を占めます。
だから、“いい加減な”(に、彼らには見える)状態で世の中にすばやくリリース
するなど彼らには耐えがたく、社内の承認を得るのはなかなか難しいことなの
です。
だから完成度を高めるべく時間をかけて、かえって余計なものを付け加えてし
まったりします。
さらには「売れる」と思って世に送り出した商品にすぐに修正を加えるのは、
彼らにとってはものすごく大変なことでもあります。
いろいろな立場の人や部門の調整を図っていくだけでも、どんどん時間が過ぎ
てしまいます。こう書いているだけでも鬱陶しい^^
今、「プライド」「知識」「常識」「高学歴」・・・これらははっきり言って邪魔。
これらがない!という方、とても幸運かもしれません(笑)。
(さらにこのテーマで、もうちょっと続けます)