◆社長がやるべき経営革新とは(その2) | 営業改革コンサルトの活動日誌!

◆社長がやるべき経営革新とは(その2)


前回、既存の枠組みにとらわれずに、新しい取り組みを行っていく上での


成功の秘訣を書きました。それはズバリ、



1.素早くリリースする。


2.目的に向けて、変化し続ける。


3.その変化するスピード。


この3つでした。



なぜ、それが大事か。だから何を重視すべきか。


とても重要なことなので、もう少し解説を加えておきましょう。



①いまどき、最初から売れる、成功すると確証が持てる

 ビジネスなど存在しない。


②十分な時間を要して準備をしたからと言って成功する

 とは限らない。


③それよりも顧客・市場の反応を得て、修正することが大事。


④最初は皆、たいしたことないアイデアから始める。
 (そのあと変化し続けられるかの方が大事)


⑤今ある資源を最大限有効に使う。

 新しい要素は最小限に留める。


これらのひとつでも失念してはなりません。


先日も、あるIT企業の新技術のアイデアをお伺いしました。


ある意味、その会社の命運がかかっています。


でもそれは、まだ商売レベルとしてはまだまだの段階。


それでも、ある程度カタチが見えているので、私が申し上げたことは、


「とっとと、リリースしましょう!」


「そして顧客側の反応を得ながら、速く動き始めましょう」


商品や技術の完成度を高めるために、半年とか時間をかけている余裕はありません。


それだけの時間を内部で費やしたからと言って、よいものが出来る保証もありません。


だから、とっととリリースすべきだと。



言い換えれば、


新しいことをやる際に、まず、社内で

じっくり考えて完成度を高めてはならない、


ということです。


“世に問う”ことを優先させるのです。


今の時代、成功するかどうか最初から確証が持てるビジネスなど、

まずありません。


だから一刻も早く、そのアイデアを世に出し、顧客・市場の反応をみてその


結果をもとに修正を繰り返しながら目的に近づけていくべきなのです。


(更に続く)