◆民主主義の劣化? | 営業改革コンサルトの活動日誌!

◆民主主義の劣化?


TVのニュースを見ていたら、イギリスの郊外で、


他人が自宅に勝手に住んでしまい、家を乗っ取られてしまうことが相次いでいるそうな。


警察は、裁判所の許可が下りねば動けないそうで、一月以上も不法に占拠されて


しまっている人が、その自宅の前で、TVの取材を受けていました。



私にはその状況がよく理解できません。かなり驚きました。




民主主義の劣化 ・・・ということでしょうか。



ルール(法律)に縛られ、当たり前のことが出来ない。手かせ足かせ。




百歩譲って警察が手を出せないのだとしても、近所の人たちが集まって、


チカラずくでも叩き出す。そこでは住めないようにしてしまう。


なとと、いろいろ出来るはずだと思いますが。


なぜ手をこまねいているのかが、理解できません。




そのTVが取材しているさなかを、不法占拠している一人の女性が家の中に


入っていったんですが、TV局も、結果的にはただそれを撮影しているだけ。




民主主義。


その出発点を1789年のフランス革命とするならば、


そこからわずか220年あまり。


それは江戸時代の265年よりも短く、


鎌倉から江戸までの武家政治675年間のわずか3分の1。


私たちは、民主主義しか経験しておらず、それが当たり前と思っていますが、


まだまだその程度の時間しか継続できていない、ひとつの国家運営のやり方に


過ぎません。


政治家がどうとか、政党がどうとかというレベルの問題ではなく、


そろそろもっと根幹的なことを考えるべき時にきているのかも知れませんねえ。