◆高校野球に学ぶこと
高校野球は面白い。
たとえば初回表に一挙5点!
これを見て多くの人は、このチームの勝利はかなりカタイと思うわけですが、
私は、これは結構まずいね・・・と思ったりします。
無意識のうちにも気が緩み、ひとつのプレーで流れが変わり、
あとは慌てて気がついたら逆転負け・・・
そういう事が、多々あるからです。
味方に点を取ってもらって勝ちを意識した瞬間に、どこかおかしくなり
崩れていく投手。
たった一球の判定への不服から調子を崩す投手・・・
実際、9回という長いイニングを、毎回、同じ気持ちで投げぬくというのは、
かなり難しいことです。
それは、いろんなことが起こるから。
たとえば、その前の攻撃で、味方が攻めていいところまでいったのに、
0点で終わってしまったとか。
自分が三振でスリーアウトになったとか。
そういうことに、どこかで気持ちが動いてしまうわけです。
これは、私たちが毎日同じ気持ちで仕事に臨めるか?ということ
以上に難しいことだと思います。
実力ももちろん大事ですが、メンタル面が勝負を分ける上での鍵。
今、ここ に集中すること。
前・後のことに影響を受けない。
それが極めて大事なメンタル。
ちなみに私が観戦した中では、沖縄代表の興南高校の島袋投手は、
メンタル的にもかなり優秀だと思います。
勝負している相手の心理も読めるし、
何よりも、ここぞという勝負どころで、迷いのないツヨイ投球ができます。
また、まさにメンタル的などん底から這い上がってきた、
神奈川代表の東海大相模の一二三投手にも期待しています。
一戦ごとに心技体が整ってきていますね。
(全試合を見ているわけではないので、一部に偏っています^^;)
PS:前回の良寛さんの記事 を、”抽象的な話で、良く分からなかった”という
方は、もう一度読み返していただくと良いかもしれません。