◆TELアプローチ:断わられても大丈夫になるために
これはいろいろなTELアプローチの本でも言われていることですが、
「断られることが当たり前」
になること。
人間は、5件も立て続けに断られると、「全然うまく行かない」とかなりへこたれてきます。
わずか5件で、全てが終わったような気になる必要は全く無いのに・・・。
でも人間は、こうやってわずかな情報から、全体を勝手に推測して
結論を出してしまう傾向があります。
それは人間の智恵でもあるのですが、それは時として、
非論理的な思い込みに陥ってしまいます。
大事な認識は、「100件電話をしても、ほとんど断わられるのが当たり前」
と理解すること。
「普通は突然の電話に良い反応を示すはずがない。自分だって断わるのが普通。」
「でも、そのうち一人でも、たまたまうまくハマるかもしれない。」
「一人でもこの電話を待っていてくれるかもしれない。だから99件はダメでも構わない。」
断わられるのが当たり前。
確率は100件に1件で全然OK。
そう思うだけで、全然ラクになれるのである。
大事なコツは、数字で示すこと。
「その当たり前というのは、確率1%あればOKということ」
具体的な指標があると楽になります。
余談ですが甲子園。
地方予選から始まって、最後まで負けないでいられるのは、
全国優勝するたった一校。
負けるのが当たり前。
しかも、負けるチャンスは、どの高校もたった一回しかない。
負けることは勝つ以上に貴重な経験。
そう思うと、負ける意味が全然違ってきます。
受け止め方を変える。
これ、賢く生きていくうえで、ものすごく大事なことです。