突然変異を生み出せ!
「突然変異を生み出せ!」中村修二、城戸淳二著
2003年初版の本ですが、
中村修二氏は、日亜化学で発光青色ダイオードの開発成功した方。
城戸淳二氏は、白色有機ELの開発に成功した方。
まあ中村氏についてはいろんな意味で有名人ですね^^
経営改革・営業改革にも参考になることが書かれているので、
少し引用してご紹介してみましょう。
「知識より、結果を見ていかに考えるか」
・・・極論を言えば、知識など、なくてもいいような気がする。
そのことは世間の多くに当てはまるような気がする。
目の前の状況をどう分析し、どう対応するかが勝負のはずだろう。・・・
「成功体験の必要性」
・・・失敗を繰り返すと普通は落ち込んでくる。
しかし、落ち込めば落ち込むほどに集中力が高まってくるのである。
だから「落ちるところまで落ちてしまえば、後は這い上がるだけ。
最後には、必ず開発に成功する」という気持ちがどこかにあった。
そういう余裕はどこから生まれてきているのかと言うと、
それは「開発に成功した」という体験から来ているのだと思う。
どんなことでもいい。一度、成功を体験すること、これが大事だと思う。
「成功が次の成功を呼ぶ」のだ。
ところが、周りの研究者を見ていると、何回やっても成功しない人がいる。
そういう人は、途中で諦めてやめてしまうのだ。
もちろん、本人は一生懸命やっているつもりだろうが、
私から見れば途中で諦めている。
これでは最終のゴールにたどり着かない。・・・
要素還元法的思考とは全く異なる視点。