子供とやるオセロ
私は子供たちとよくオセロをやります。
こういう類のゲームを通じて、子供に教えられることがいろいろあるからです。
子供の場合、まず、たくさん相手の石をひっくりかえせる手を選ぼうとします。
たたたたたと、一列いっぺんに色が変わったらもう大喜び^^
でもご存知のように、途中で取っている石の数は最後の勝敗にはあまり関係ありません。
むしろ途中で取りすぎると、後で手痛い目に遭います^^;
まず狙うべきは、四隅のカドですね。
だから、そのすぐ隣は、相手に置かせたい場所。
ということは、もうひとつ内側の場所に、自分の石を置きたい。
(自分が黒の場合 ↓ 置く場所はこれが理想的)
まあ子供に教えるのはこの程度まで。
そして、この「場所」を確保することのみに集中し、途中の戦局に一喜一憂するなと。
最終の結果を得るために。
これだけでも、しっかりやれば、相当オセロは強くなります。
そして、このことは、かなり重要な示唆を含んでいます。
★目的を明確にし、そこに到る戦略を極力シンプルにすること。
★途中の過程で一喜一憂しないこと。
おとなだって、それがいつもいつもできるわけじゃない。
難しく言えば、生存圏を確保するために、「面」で思考するだけか、「点」でも思考できるか?
第二次世界大戦での日本国の発想は、広大な中国大陸を面で押さえにかかってしまった。
港湾都市など拠点を押さえていきさえすれば良かったものを。
話を元に戻します^^
オセロでは、その大事なことを体感的に会得できる。
最後まで我慢して、きちっと逆転する快感さえも。
ということで、我が家ではオセロを子供たちとやるのでした。