潜在的な需要は1:9
これを知りたいというケースは往々にしてありますね。統計学的に推測できそうな場合はよいのですが、そういうケースはむしろ少ないかもしれません。
さてどうしたもんか。
こういう場合は、自然の摂理、自然の原理・法則
たとえば、この場合は 氷山
海面上が、顕在化部分、海中の部分が潜在化部分と考えるわけです。
自然の摂理である、この割合は、そこそこ当てはまるのではないか?と。
で、その比率とは 約1:9
氷山にはいろんな形がありますが、この比率はみな同じです。
つまり、自然の法則に照らし合わせれば顕在的な顧客の背景には、9倍の潜在顧客がいる!と考えられなくはないということです。実際、2:6:2の原則とか、自然の法則が経営的に当てはまることは少なくありません。
9倍!そう考えると勇気が出てきますね^^ なにせ自然の法則なんですから!
「アルキメデスの法則」です^^
面倒な方は青字部分を読み飛ばしてください^^
まず、海水の密度は、約1.03g/cm^3。氷の密度は、約0.92g/cm^3
だから氷は浮くが密度はほぼ同じだから、ちょっとしか頭を出さない。
「流体中の物体(=この場合、水の中にある氷)は、その物体が押しのけている
流体の重さに等しい大きさの浮力を、重力と反対の向きに受ける」ので、
F=ρV F:浮力の大きさ
ρ:液体の密度
V:液体中にある物質の体積
“浮いている”ってことは海水の浮力Fと、氷の重さWは釣合っているということです。
つまり、F=W で、
F=1.03V1 (V1=海面下の氷の体積)
W=0.92(V1+V2) (V1+V2=氷全体の体積)
なわけだから、
1.03V1=0.92(V1+V2)
V1 0.92
―――― =――― ≒ 0.89
V1+V2 1.03
てことで、比率は約1:9
で、話が終わっては面白くない。
ここでさらに疑問が。
比率は分かったけど、ふつう「固体」は「液体」よりも重くて沈みます。
では、なぜ氷だけ、固体なのに水に浮くのか?
この現象を「化学的」に説明してもらうと、この“異常”な性質は、水分子間にはたらく引力(水素結合)が大きいことにあると言われます。
氷の結晶構造は、「分子間力を最大にするため」に、O・・・H-Oと直線的に水素結合をつくる。
その結果、液体状態よりも分子間のすきまが大きくなるので軽くなるわけです。
・・・で、それは分かったけど(実は良く分からんが)
その説明では、なぜ氷だけが? の答えにはなってませんよね。
でもひとつだけ、もっともらしい理由付けがあるのです。
それは、生き物が困るから
つまり氷が沈んで、海や湖が下から凍ると、全部が凍りついてしまいます。
表面だけが凍ることで、その下の水は凍らずに生き物は死滅せずに済むわけです。
・・・潜在と顕在。最後はえらいところに辿り着いてしまいました。
アホなことだけでなく、こんなことも電車に乗りながらとか、
いろいろ考えています。職業柄か、疑問があればとことん考えます。
結論:
自然の理は神秘的でもありますが、人間も動物。自然の一部。
それに抗うことなく、経営や営業活動も「自然に」やっていきたいものです