サントリー「黒烏龍茶」と花王「ヘルシア」の違い | 営業改革コンサルトの活動日誌!

サントリー「黒烏龍茶」と花王「ヘルシア」の違い

サントリーと花王の違い。


おそらくことは企業の姿勢としての決定的な違いだろうと思います。



先日、電車内で、車内広告を眺めていたら、


サントリーさんの黒烏龍茶の広告に、こんなデータが載っていました ↓



営業改革コンサルタントの活動日誌!

疲れた頭で眺めながら、ほ~・・・脂肪の排出促進効果が2倍ですか~すごいな~・・・ん?


N=12 !?


つまり、このデータの被験者は、12名。


皆さんは、これを十分な人数だと感じますか?


もちろん、数学的、統計学的には問題がないのでしょうが、


大企業が、一般消費者に、大々的に「効果アリ」とうたうには、どうなんでしょうか。


それでトクホですか。 


なにより、母集団の数が数百?数千万人?と多いですし、そもそも食品に対する吸収や消化などは、


人種(DNA)の違いなどもありますし、成人といえども年齢、性別・・・違いがあります。




と、思っていたら、花王さん ヘルシア が 同じく車内広告で使用していたデータがこちら↓



営業改革コンサルタントの活動日誌!

被験者:肥満(平均BMI27)の健常男性109名、女性117名



営業改革コンサルタントの活動日誌!

被験者:軽度肥満(平均BMI26、平均腹部全脂肪面積320cm2)の健常男女80名



だそうです。


花王さんは、100名前後の被験者を使っていました。


これは、数学的にどうの、ということではなく、一般的な感覚として、すごく必要なんじゃなかろうか。


しかも、データの内容が違いますね。


サントリーさんは、脂肪輩出という現象(過程の状況)を示し、花王さんはウェストサイズ減、腹部脂肪面積減


という、最終結果(実際に得られる効果)を示しています。




もちろん実際効果と売れ行きは相関するとは限りませんし、それよりも注目を浴び、ブームを作ったほうが


売れ行きは伸びるでしょう。


でもここは、物を作る者としての矜持ってやつでしょうか? 


あるいは 志、こだわり。


私はそこを求めたいと思います。


サントリーさんには、馬鹿にされているような気さえします。