Zacbaran的観覧日記




 いきなり人身事故で始まったこの日。笑えないな、アンディだけに。


 人身事故で君に会えない。。


 ‘オレンジトレイン’の歌詞が過ぎる。



 それだけじゃなくて、もう一日がそっくりアンディに乗っ取られたような日だった。


 あの日見た月も。帰り道に分け合って食べたパピコも。


 お魚くわえたドラ猫も。


 イマドキいるんだな、サザエさんの歌の中だけかと思った。


 もう何もかもがアンディの魔法にかかってた。


 いや、魔法はまだ続いている。


 あの日以来、口にするもの何もかも美味しくってしかたがない。水でさえも。



 

 小山田君のことはね、うーん、‘ハッピーエンド’って歌からずっと引っかかってたんだ。


 あの歌、全然ハッピーエンドじゃないのに可笑しな歌だなって。


 しかも、それを高らかに「ハッピーエンドなんだ」と歌う小山田壮平って、何者だと。



 

 

 彼はね、人生はハッピーエンドじゃないって知ってる。


 そういう人が生み出す言葉や、そういう人が届けようとしている悲しみや喜びなら信じられるな、と。




 だから、この日のライブは最初からすべてを彼に、いや、アンディモリのメンバーに委ねようと思った。


 そういう隙間のない関係って、いいよね。


 音は鳴ってるのに、なんて静か。


 波のない海にプカプカ浮かんでいるような。


 もう空しか見えない。ううん、アンディしか見えない。



 実はその日の月は、‘中秋の名月’だって知ったのは二日後のこと。


 キレイなのはマジックじゃなかった(笑




 その日聴いた新曲はどれも懐かしい感じがした。


 でも、どれも「…っぽくない」。


 ‘andymori’というジャンル。


 それって、アンディの音が聴きたくなったら、アンディに会いに行くしかないってことだな。