子どもの頃、夏休みとか冬休みだけ映画に連れてってもらった記憶があります。
だからなのか、大人になった今でも、「この夏は何を観るか」と張り切って映画を選びます。記憶に残る映画を探さないとね。
ちなみに春休みは「イリュージョニスト」を観ましたね。エジンバラの風景が美しかった。久しぶりにアニメで甦ったジャック・タチに出会えたのも嬉しかったな。
私の子どもの頃はディズニー映画が圧倒的人気だったと思うけど、今の日本には世界に誇れるジブリがあるから幸せですね。
‘コクリコ坂から’
日本の風景がこんなにも美しいと言うことを、いつも宮崎作品を観て気づかされる。
今回は戦後の傷跡を負いながらも、前を向いて歩いていこうとする少女が、やはり同じように心に傷を抱えた少年と出会うところからストーリーが始まります。
少女と少年の初恋物語なら、「耳を澄ませば」の方がじっくり描かれていて厚みがあったかなぁと思うけれど、戦争と言うどうしようもない運命に翻弄された子ども達の心を描いたと言う意味では、昭和と言う時代の大事な部分が見えてきます。
そうなんだな。
あらためて復興ってどういうことか考えさせられます。
そして、もう一作品。
原田芳雄さんの遺作になってしまいましたね。
‘大鹿村騒動記’
これ、メチャクチャお勧めです。
この機会、原田さんが出ていらっしゃる作品をBSでいくつか観ましたが、本当にどれも素晴らしく、今頃になって大きな損失だったことに気づきました。
でも、残っている作品で出会えるのですから、今からでも遅くはない。
いい作品と言うのは脇役がいい。
まず、岸部一徳さんの名前を見つけ、これはぜったいいい映画だろうと思いました。
それにしても、松たか子さん。コメディアンヌとしていい味出してます。でも、「告白」みたいな怖い演技も出来るから、やっぱ凄いな。
そして、いい作品と言うのは演出がいい。
もういいこと尽くめなので、観るほうとしては、どんとお任せして楽しんじゃいました。
どこかの小屋でかかっていたら、ぜひぜひ観てみてください。

