日時 2024年7月7日(日)
場所 サンプラザ市原
出席人数 9名
合評作品
勅使川原正子「宙に浮いた離婚用紙」「あい」
入会以来、驚異的なペースで作品を量産する勅使川原さんですが、今回はその勅使さんの二作品の合評となりました。大阪弁を駆使した軽妙な作品で面白かったですが、時系列がやや分かりづらくなってしまったことと、本気で離婚するつもりもないようにみえるのだが、新たに離婚届をとりにいくことへのモチベーションのギャップが指摘された。
「あい」は以前の作品「青春(あおはる)真っ只中!」の加筆修正版。「あい」で韻を踏んだ章立てを入れることによってだいぶ読みやすくなっている。登場人物の死は劇薬であり、インパクトは大きいが、使いすぎると作品そのものを壊しかねない。これだけ多作の作者なのだから、今少し自制してみだりに登場人物を死なせないうようにしてもらいと思うがどうだろうか。
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