ひっそりな住宅街の老舗寿司店で・・・
地下鉄南平岸駅から徒歩10分ほど、住宅街にひっそりと佇む「和可菜鮨」
土日も12時からランチ営業します
もっと早く訪店したかったのですが、なかなかタイミングが合わず・・・
この場所でどれほどの年月営業しているのでしょう、枯れたファサードが良い味を醸し出しています
暖簾を潜り引き戸を二枚開けて店内へ・・・
「いらっしゃいませ」と高齢ご夫婦の出迎え
カウンターと小上がり席、壁のテレビは台風7号のNEWS
昼のMENUは一択「ランチ@1,400」・・・数か月前まで1,080円だったようで少々残念
座ると目の前に緑茶とガリが置かれる
足元もおぼつかない齢80以上の大将はゆっくりと一人前のネタを冷蔵庫から取り出しシャリを準備し握り始めるところまで15分
しかし握り始めると仕事は早く5分ほどで「ハイっ!」とカウンター越しに寿司下駄のまま手渡される
握りのネタは「大トロ、イカ、エビ、白身、いくら、とびっこ、、カニ、ホタテ、ホッキ」
これに茶碗蒸しと椀
実は過去に高齢なご主人の握る寂れた寿司屋で、とんでもないモノを食べた経験があって様子を見てて恐々だ
いただきます
大きめのシャリは炊き加減良く人肌、口へ入れるとホロリと崩れ絶妙
ネタも目が利くのか下処理の腕なのか、ホッキはコリっと浅めの火入れでイカもストレスなく噛み切れる柔らかさ
カニは毛蟹だが大変風鮮度味良く身質も良好
鮪は綺麗にサシの入った大トロでかなりの良質素材
旨いと評判の茶碗蒸しの具材ははエビ、板カマ、貝ヒモなど、出汁感弱めだが化調不使用の身体に優しい作り
甘さ控えめでトロっと固まる寸前のような滑らかさ、当然ながら火傷する程の熱々提供
価格が300円ほど値上がりしたMENUを見て「やられたな」と思ったが完全に値段以上に高品位
次回は絶対「バッテラ」食べます
いつまでも元気で商売続けて下さい
また伺います
ごちそうさまでした。