週に一度日曜だけ営業の「手打蕎麦 山真」との情報だったが蓋を開けてみると月に2度の営業らしい
Instagramを確認し日曜の昼前に到着
R12から200mほど入った住宅街、店舗前の駐車スペースは3台ほど
数店が日替わり週替わりで出店する間借り専用スペース「タネキッチン」
訪問時店内は2組4名の先客でキャパオーバー、1~2分店の前で待機し入店、店の外にはテイクアウト待ちのファミリーがひと組
店内にエアコンはなく雨天だったため少々湿度は高め、席種はスタンデイングのみ、詰めても5~6名ほどのキャパ
オペレーションは男女1名ずつ
お冷とおしぼりはセルフ
拝見したメニューは何とも究極簡素で「もり蕎麦@700」一択
今までさんざ蕎麦屋を巡ったが、かなりのレアケース・・・とは言え過去にも何軒か同じような店があったような気もする
カミさんとの2人前をオーダー、会計は先払い(現金のみ)
「蕎麦湯をどうぞ」と紙コップで蕎麦湯が出される
温かく風味良く滑らかで所々に蕎麦粉のザラっとした食感
蕎麦の提供までは9分
トレーの上には「蕎麦、猪口、徳利、薬味」
この日の蕎麦粉は秋田県産「夏吉」
奈川在来とレラノカオリを掛け合わせた早播き種で6月下旬に新蕎麦が収穫出来る
当然この日の蕎麦も2024年度の新蕎麦だ
7月末に「新蕎麦」とは人生初の経験でテンションは上がる
いただきます
表面にマットさが感じられる風味良き蕎麦、道内産新蕎麦の様に香り高くはないがスッキリと食べやすく、節の効いた味わい深いツユに細切りの麺線がぴたりと決まる
ただひとつ残念だったのは少々切れが多く水切りが甘い印象
サービスで出された小さなおにぎりは、具が入らず塩味無く一枚の海苔が巻かれた簡素なもの
しかし何とこちらも2024年度の「新米」と云うから驚きだ
石垣島で日本で一番早く収穫される「星の美(かい)しゃ」(石垣島の方言で「美しい」という意味)
「石垣島認定特産品」に指定され、ふるさと納税の返礼品にも使われている
ネット情報によると「温暖な気候の石垣島では2月から田植えが始まり、6月中旬には日本一早い新米として「星の美しゃ」の販売が開始されます。」との事
https://shop.miyagikomeya.co.jp
食べてみると硬めの炊き加減がベストで非常に食味良く、北海道米のような甘味や粘り気は弱めだが粒は大きく非常に旨い
どこかで手に入らぬかと検索したところ上記のサイトでネット販売されているのを発見し早速購入した「5キロ@3,120(税、送料別)
地域住民にはすっかり認知されている様子で生蕎麦のテイクアウト商品は昼前にも関わらず売り切れてしまった
イートイン用の蕎麦もソウルドアウトまでそう時間は掛からず早仕舞いする事が多今、売り切れ閉店情報も逐一Instagramで発信されているのでチェックしてから利用が吉
営業日が極端に少なくハードルは高いが話題に事欠かない面白い店でお薦め
秋の新蕎麦シーズンにはどんなメニューが登場するのだろうとワクワクさせられる
また機会があれば是非
ごちそうさまでした。