飯の硬さはどうあるべきか・・・

 

 

富良野方面から旭川への鈍行列車移動



時刻は昼過ぎだと云うのに昨晩の軽い夕食以後何も食べておらず「腹が減った」と唸ってもJR車内ではどうにもならない

旭川駅で特急に乗り換えの予定だが1時間ほど空く、しかし旭川駅周辺で行きたい店が探せず難航

それならば「東神楽駅」で一旦下車し次の列車が来る間に食べてしまおうと云う算段に計画は落ち着く



食べログサイトやその他SNSをグルグルと検索し、チョイスしたのは「とんかつ屋松波」

駅から徒歩10分ほどの距離で次の列車までのタイムリミットは50分後・・・結構タイトなスケジュールだが背に腹は代えられぬ



急ぎ足で歩くが3月末だと云うのにバラバラと降る大粒の雪が恨めしい

まさかの「臨時休業」なんてやめてくれよ、祈りながら店の前・・・「営業中」の札を見てひと安心



引き戸を開けると1組2名の先客が入れ違いに退店するところ



右手の大きな窓際に置かれた長い10人掛けほどのカウンターテーブルがスタイリッシュで恰好良い



他に小上がりが数卓



「お好きな席へ」と促され眺めの良い窓へ向いたカウンター席中ほどへ着座



目の前の大きな窓の向こうでは春には似合わない大粒の雪がハラハラと降る



ランチメニューを拝見・・・悩ましい内容



おっと・・・時間がないんだ、と「波ランチ@1,000」をオーダー(これがイマイチ選択ミス)



飯の大盛り無料らしいが、そこは当然ながら断った



温かいお茶を頂いていると7分ほどで到着



トレーには大皿に「メンチカツ、カキフライ、コロッケ、白飯、味噌汁、沢庵」



ほぼ同時にソース、マヨネーズなど調味料の入った器が数個とお茶の入った急須も置かれた

調味料は
①ビン入りソース・・オリジナルとんかつソース。
②赤フタカメ入りソース・・赤味噌ベースに玉ねぎ・七味のきいた甘辛ソース
③黒フタカメ入りソース・・だし醤油にみりん・大根・生姜入りのあっさりソース。
④白フタカメ入りソース・・自家製マヨネーズ。
⑤ボトル入りソース・・白ゴマとゴマ油のきいたドレッシング
(ブルーブルーさんのをパクりました)

とりあえず全部試しましたが「オリジナルとんかつソース」が一番好み、キャベツ千切りにはマヨネーズを使いましたが円やかな味わいで好みでした



で・・・実は着膳と同時に「しまった…」と思った



何故なら、とんかつ屋へ来てトンカツの入らないセットを選んでしまうと云う失態

しかし、今更グズグズ云ってみても始まらない

いただきます



メンチから・・・肉々しい食感ではなく、ひき肉に何か混ぜられたようなクリーミー味わい、どうもピンと来ない

コロッケ・・・衣はカリっと香ばしく揚がり、フィリングは滑らかなクリームコロッケ

カキフライ・・・これがなかなか旨い、しかし1個でなんとも物寂しい、全体のコスパ的にももう1個欲しいところ


味噌汁は出汁感良く塩味程よく旨い



米質は悪くなさそうだが炊き加減は好みに対し異常に柔い・・・こんなに柔らかく炊く必要があるのか? と云うレベル、写真を見ても米粒が潰れているのが分かるだろう

世の人々はこんなに柔らかく米を炊いてるのか? この件に関しては最近柔らかな米に遭遇し過ぎてるので、ここらで全国民に問いたい!

米を炊く場合、水の分量を多くし柔らかく炊くほどカサが増えて全体の量は増える

飲食店はそうする事に拠って多少のコストダウンを図れるわけだ、などと無粋な事まで考えたくなる

しかし過去の口コミに飯の焚き加減を否定したものはなく、それどころか「旨い!」と云う記述まである・・・と云う事はたまたまハズレを引いただけなのかも知れない



飯を「硬め」と「柔らかめ」で選択出来る食堂がどこかに無いものだろうか・・・

定食屋の飯は絶対に旨い飯であるべきだ

すっかり飯の話しになってしまいました



スピーディーな提供で次の列車には余裕で乗る事が出来た

ごちそうさまでした。