「深泥池(みぞろがいけ)」 の紹介 --- 国の天然記念物 ---
京都盆地北部の東寄りに位置する深泥池は周囲約1.5㎞・深さ約2m・面積約9ha(約3haの浮島を含む)・海抜約75mの小さな溜池です。池は北・東・南の三方を山で囲まれていますが、川の流入はありません。池の水は、湧き水?と雨水(表流水・亜表流水)から成り立っています。 池の南西部には約120mの堤が築かれ余水吐と樋門が設けられています。この池(浮島)の特色は、暖温帯である京都市内に存在しているにもかかわらず、尾瀬ヶ原や釧路湿原などの低温湿地でしか見られない高層湿原が存在していて、そこには氷河期(約14万年前)からの動植物(遺存種)が数多く生き残っていることです。現在「深泥池の生物群集」が国の天然記念物に指定されています。 (田篭)
------- 12月6日 晴れ ボート小屋前水位47cm(-3㎝) -------
1)~5) 「秋から冬へ移り行く深泥池」 2020.12.06
1) 「落葉直前の紅葉」
2) 「最後に紅葉するメタセコイア」
3) 「落葉」
4) 「初霜」
5) 「初氷」
6)7) 「毎年に2度咲きするコバノミツバツツジ」 2020.12.06
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------- 12月13日 早朝曇り ボート小屋前水位47cm(-3㎝) -------
8)9) 「 落 葉 」 2020.12.13
今年は台風が1つも上陸しなかったので、樹木は強風に遭遇することなく枝葉はすべてが残っていました。 その為か今冬は昨年より落ち葉が多いように感じます。
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9) 水面にもたくさんの落ち葉が広がっています
10)11) 「冬至の8日前」 2020.12.13
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------- 12月20日 晴れ ボート小屋前水位46.5cm(-3.5㎝) -------
12)~15) 「初冬の深泥池」 2020.12.20
12) 12月20日早朝、霜が降り、池には薄氷が広がっていました。
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14) ヒメコウホネの浮葉は薄氷の下に閉じ込められ
15) ミツガシワは萎れ重なり合って倒れていました。
16)~20) 「浮島に5頭のシカ」
16) 霜が降り冠水部分には氷が張った浮島に目をやると、5頭のシカが草を食べていました。 シカ達は150m程離れた所にいる私に気付くと一斉にこちらを見て警戒した様子でした。
17) その後、シカ達はぞろぞろとチンコ山の方向に移動しはじめました。 山に帰るつものなのでしょう。
18) 最後の1頭は左足に障害を持つシカです。 跛行しながら先頭に付くいて行こうとするのですが遅れてしまいます。
19) 私は、チンコ山の方へ先回りしてこのシカ集団が山に帰るところを見届けようと先を急ぎました。 しかし、私がチンコ山の近くに着いた時は、すでに山に登りかけていました。
20) 5頭いました。先ほどの集団です。 足は浮島から上がったばかりで濡れています。先頭から遅れていた足に障害を持ったシカも一緒に居ました。
------- 12月27日 晴れ ボート小屋前水位46.5cm(-3.5㎝) -------
21)22) 「なぜか?渡り鳥が来ない深泥池!!」 2020.12.27
22) 12月になって、こんなに渡り鳥が少ない年は、はじめてです。
現深泥池の水面には外来種で駆除のの対象になっているオオバナイトタヌキモが今も水面のほぼ全面を覆っています。 これが原因なのでしょうか?
23) 気温-2度、凍てつく深泥池にアオサギが1羽。 他にはバンが3羽。
24)~27) 「浮島にシカの群れ 22頭?」 2020.12.27
24) 浮島の北側を東から西に移動するシカの群れ。 07:26
25) 西(左)のビュルテの影から次々と現れ数えまちがいをしていなけれは22頭の群れ。
26) 親ジカ・子ジカ・毛の色が黒っぽいシカなどいろいろ。
27)このシカの群れはそこでしばらく食事をして、浮島南西部から南側水路に入り西山麓のカキノキの横へ上陸、西山に帰っていきました。シカ達は冬の氷が張った池に入っても平気なんですね。水中に見えるシカの足跡は泥が舞い上がりに凝っています。 時には泡が残っています。