「深泥池(みぞろがいけ)」 の紹介 --- 国の天然記念物 ---

 

 

 京都盆地北部の東寄りに位置する深泥池は周囲約1.5㎞・深さ約2m・面積約9ha(約3haの浮島を含む)・海抜約75mの小さな溜池です。池は北・東・南の三方を山で囲まれていますが、川の流入はありません。池の水は、湧き水?と雨水(表流水・亜表流水)から成り立っています。 池の南西部には約120mの堤が築かれ余水吐と樋門が設けられています。この池(浮島)の特色は、暖温帯である京都市内に存在しているにもかかわらず、尾瀬ヶ原や釧路湿原などの低温湿地でしか見られない高層湿原が存在していて、そこには氷河期(約14万年前)からの動植物(遺存種)が数多く生き残っていることです。現在「深泥池の生物群集」が国の天然記念物に指定されています。 (田篭)

 

新型コロナウイルスの感染拡大で政府は4月16日、特別措置法に基づく緊急事態宣言を全都道府県に拡大しました。 従いまして、深泥池への移動・散策も自粛しています。

2020年4月の写真は4月5日に撮影したものばかりです。

 

1) 今年は桜の花持ちがよく、満開の木がたくさん見られました。 

 

2) チンコ山の北東側の桜です。

 

3) ソメイヨシノより少し遅れて咲く桜(ザイフリボク)。

 

4) 浮島外縁帯のヤマザクラは既に葉桜になっていました。

 

5) 東奥のヤマザクラも葉桜になっていました。

6)) コバノミツバツツジもまだ咲いていました。

 

7) 足元にはスミレが咲いています。

 

8)9) グミにもたくさんの花が咲いていました。

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10)11) 昨年問題になったスイレン、外来種だと思うのでが、なぜあそこに?

    今年も浮葉が広がりだしました。

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12)~14) 深泥池の風景

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15)~22) 大丸山から見た深泥池

15) 全景

16) 南西部

17)浮島の池塘

18) 南東部

19) 浮島西端部 (コガモたちが浮島と外縁帯の間の開水域に集まっていました)

20) 浮島西部のミツガシワ群落

21) 北側水路のダイサギ

22) なぜか切離をはじめたカキノキがある小浮島

 

今年の深泥池展は中止になりました。

早く、コロナウイルスの感染が収束に向かうと良いのですが。