アンパンマンを知らない人はいない。

   特に幼児はアンパンマンが大好きだ。

   グズる幼児を泣き止ませるのに、どれだけの親がアンパンマンのDVDに助けられたか...

   実は、アンパンマンに助けられるのは幼児とその親だけではない。

   やなせたかし氏が作詞しているアンパンマンの歌の歌詞は、我々も、とても力がもらえるものになっている。

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  僕も、気分が落ちたときに、そのフレーズを自然と口ずさんでいることがある(笑)

   特に僕が好きなのは
      アンパンマンたいそう
      アンパンマンのマーチ
の2曲だ。

   この2曲とも、多分あなたも聴いたことがあると思う。

(以下、歌詞を書くが、AmebaはJASRACと契約を締結しているため、ブログに歌詞使用料を払うことなく記載できるとのこと。)

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 アンパンマンたいそう
作詞:やなせたかし/魚住勉 作曲:馬飼野康二

もし自信をなくして
くじけそうになったら
いいことだけ いいことだけ 思い出せ

そうさ空と海を越えて 風のように走れ
夢と愛を連れて 地球をひとっ飛び

アンパンマンは君さ 元気を出して
アンパンマンは君さ 力の限り
ほら きらめくよ 君はやさしいヒーローさ

大事なもの忘れて
べそかきになったら
好きな人と 好きな人と 手をつなごう

そうさ僕と君をつなぐ 虹の橋を渡れ
雨と雲が逃げて 太陽ひとまわり

アンパンマンは君さ 勇気を出して
アンパンマンは君さ 信じることさ
ほら 輝くよ 君はやさしいヒーローさ

楽しいこといっぱい
でも寂しくなったら
愛すること 愛すること 捨てないで

そうさ鳥も花も遊ぶ みんな君が好きさ
涙なんかふいて 大空飛び出そう

アンパンマンは君さ いつでも君
アンパンマンは君さ かわいい君さ
ほら ときめくよ 君はやさしいヒーローさ
アンパンマンは君さ 元気を出して
アンパンマンは君さ 力のかぎり
ほら きらめくよ 君
はやさしいヒーローさ

 

   冒頭、いきなり刺さるフレーズ。

「もし自信をなくして くじけそうになったら
いいことだけ いいことだけ 思い出せ」

   これだけでも人生訓として深い。

   僕が時折口ずさむのもこのフレーズだ。

   自信の喪失は「認知のゆがみ」により、過剰に感じていることが多いものだ。

   その「認知のゆがみ」を解消してくれるフレーズだと思う。

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   次にこのフレーズ。

アンパンマンは君さ 元気を出して
   アンパンマンは君さ 力の限り
   ほら きらめくよ 君はやさしいヒーローさ」

   自信を無くしたとき。
   力不足で自分がちっぽけな存在と感じたとき。
   他人と比較して惨めに感じたとき。

   そんなときが、誰にでもあると思う。

   そんなときも、結局は自分で立ち上がって頑張るしかない。

   アンパンマンは君=自分なのだ。

   自分がアンパンマン、ヒーローになるしかない。

   最後には、自分を助けるのは自分しかない。

   元気を出していこう。そんな力が湧いてくる。

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 アンパンマンのマーチ
作詞:やなせたかし  作曲:三木たかし
そうだ うれしいんだ 生きるよろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも

なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられないなんて
そんなのはいやだ!

今を生きることで 熱いこころ 燃える
だから 君はいくんだ ほほえんで

そうだ うれしいんだ 生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
ああ アンパンマン やさしい君は
いけ! みんなの夢まもるため

なにが君のしあわせ
なにをしてよろこぶ
わからないままおわる
そんなのはいやだ!

忘れないで 夢を こぼさないで涙
だから君は 飛ぶんだ どこまでも

そうだ おそれないで みんなのために
愛と勇気だけが ともだちさ

ああアンパンマン やさしい君は
いけ! みんなの夢まもるため

時は はやく すぎる 光る星は 消える
だから 君は いくんだ ほほえんで
そうだ うれしいんだ 生きるよろこび
たとえ どんな敵が あいてでも
ああ アンパンマン やさしい君は
いけ! みんなの夢 まもるため

 
   
   こちらは、人生とは何かを考えさせる歌詞だ。

「なんのために 生まれて なにをして 生きるのか こたえられないなんて そんなのはいやだ!」

   人は何のために生まれて、何を行い、何のために死んでいくのか。

   そんな問題提起。

「今を生きることで 熱いこころ 燃える だから 君はいくんだ ほほえんで」

   その答えの一つとして、今を一生懸命生きることが示されている。

「時は はやく すぎる 光る星は 消える だから 君は いくんだ ほほえんで」

   この歌詞については、仏教の諸行無常や一切皆空を感じさせる。

  「今を生きること」からしても、仏教思想との親和性があるのかもしれない。

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   僕の解釈は、やなせたかし氏の意図とは全く違うものかもしれない。

  でも、この歌が、僕の心の琴線に触れる良い歌であるのは間違いないし、多くの人にとってもそうだろう。

   もしかして、幼児にアンパンマンが人気なのは、幼児も深層心理で、この歌の深い意味を感じているからなのかもしれない...

  それはないか。(☽︎ ̍̑⚈͜︎ ̍̑☾︎)