妻の連れ犬
結婚前から居た先住犬
かれこれ10年以上一緒に暮らしていたんだな。
最初に会ったのは1歳の時だから最初から飼っていたくらい長い付き合いだった。
犬を飼うことが人生初だったがあっという間だったような気もする。
約7ヶ月くらい前にかかりつけ動物病院に舌の腫瘍の陽性/陰性を調べたく行くが肝臓の悪さが分かり麻酔が出来ない状況だった。
調べられなければ治療が出来ず..
肝臓もほぼ機能していない状況…
まさかの余命宣告が肝臓で言い渡される。(1ヶ月)
藁にもすがる思いで肝臓に強い病院へ→舌の腫瘍も物理的に検体が取れそうと言われ呆気なく採取出来た。
これが大きな収穫だった。
残念ながら舌の腫瘍は舌癌…肝臓も僅かに機能している温存と銅の排出を行える薬を処方して貰えた。
ステロイドを始めたら食欲も増して血糖値が下がらないように食事も3食に変更。
舌癌がどんどん大きくなる..
肝臓もほぼ機能していないが数値が横ばいを継続し続ける。
1ヶ月と言われた余命も半年を過ぎて頑張っている。
しかし、数値が悪くなり出しあっという間に逝ってしまった。
だけどいつ死ぬか分からないと言う気持ちを抱きながら過ごす事が出来た半年。
大型犬で13歳と言う高齢だったかギリギリまで時折走ったり元気よく過ごせたり食欲もありモグモグ食べてくれた。
色々と犬を飼うこととは、どう言う事なのかを学ばせて貰った。
飼っている犬の中で1番好きな犬だった。
最初はバタバタ跳ね回り騒がしく嫌いだったが従順な部分が何より好きだった。
一言で言うとハチ公
しかし、
やっぱり自分や仕事を優先してしまう為、犬は2番になっていた事が多い。
命に関わる事は優先するしか無かったが正直嫌々やっていたように思う。
それでも自分に取っては一生懸命やれた方だと思うが犬好きからしたらまだまだな話…
よく犬の扱いで妻に注意や愚痴、文句を言われた。
自分1人で飼えないなら飼わない方が良いと何度も言った。
そこまでやるのか、、と何度も感心するシーンがあったがそれでもこちらの手が必要になる事は多々あった。
散歩も多頭で行くこちらに比べて妻は1匹1匹行くので時間が物凄く掛かり夕飯なんか遅くなってしまう。
犬が好き過ぎて困ると心底思った。
私は犬と結婚した訳ではない…
可愛がる気持ちも分かるが犬が中心の生活になっていて苦しいのが本音
旅行に行ったり自由に行動したい。
しかし、常に飼犬の存在が邪魔をする。
大型犬だから泊まる所も限られるし多頭だから尚更だ。
イライラして犬に当たってしまう事もある。
もう多頭飼育の限界だったんだと思う。
自分の欲求は満たす事が出来ずストレスが溜まる。
離婚すれば楽になるかなと考えた事もある。
ため息しか出ない。
裏の苦労なんて知らないから怒っているシーンだけみると妻は「どうしてそんな事を言うの?犬に当たらないで!」と言う気持ちになるのだろう。
1匹減った気持ちには色々な感情が込もっている。
純粋に1つの命が無くなってしまったのは悲しいが肩の荷が1つ降りた安堵もある。
これからも続くと思うと嫌になる部分もある。
何のために自分は居るのだろう?
そんなモヤモヤを抱えながら11/1の火葬まで過ごす。
まだやれそうだから頑張る(妻が好きな内は出来る)が限界を迎える日が来るかも知れない。







