久しぶりのブログ。

ようやく新天地での仕事が始まった。

まだ2週間も経っていないので、正直よく分からないことだらけだし、色々とうまくいかない部分もある。

なんとか、数ヶ月の間にうまく適応していきたいと思う。

第一印象は、

1.手術が多い

2.フェローの責任、任されることが多い

3.仕事に占める手術の割合が非常に多い。(おそらく仕事の8-9割が手術。ICUの時間が多かった全施設とは違う)

4.フェローのレベルが異常に高い。

5.日本人が多い。

幸い心臓外科のトレーニングとしてはいい環境のようです。

たとえば先週一週間で担当症例は9例。そのうち7例は開心術。いきなりながら4例は執刀に近い経験をさせていただいた。

日本人は僕以外に4人。オペ室でも日本語で手術しています。

一番上の上司はアメリカでも有名なtop surgeon

二番目の上司は、ブログでも有名なスーパーエリート先生。噂どおりのエネルギッシュで面白い先生です。

そして、フェロー二年目の先生は、既に上がり感の漂う頼もしい先生。理論派。

最後に僕と同じく今年からの先生はアメリカで心臓外科5年目で、他病院の仕事のオファーを断ってこちらにトレーニングに来た先生です。

みんな、共通して手術が上手でまた自信がみなぎっているタイプの先生方です。

正直僕は、いろんな点でややjuniorな感じが漂っていますが、気持ちで負けずになんとかこの環境に入り込んで一年後には同じようにオーラを漂わせる外科医になっていたいものです。

ちなみに、このpositionは心臓外科のトレーニングとして非常によいため、多くの日本人心臓外科医がここの病院を目指しています。現在でも僕が知るだけで、アメリカでトレーニング中の心臓外科医3名が将来的に来たいと思っているようです。

日本でのぐうたら生活数ヶ月の後、職場と生活環境が変わると始めは色々とblueになりがちですが、このpositionに入れたことの喜びを忘れずに、成長していきたいものです。

とりあえず、今後の目標(高めの設定)

1年の間に手術(mitral valve, root, aortic, heart transplant, LVAD, redo operation etc)の経験を出来るだけ多く積み、2年目は論文などに少し手をだせるくらいの余裕があると理想的です。

自分が好きなことをやっているために家族に色々と大変な思いをさせているということもあり、そろそろ決着をつけなければなりません。

とりあえず、引き続き頑張ります。