医師の若手という言葉は良く使うが、若手の定義は卒後何年目までなのだろう?

僕は今年で10年目になってしまった。

いつまでも若手に属して、甘えていたいという気持ちは多少あるのだが、おそらく10年目となると中堅と呼ばれてしまうかもしれない。


自分が日本で働いていた6年間、自分の仕事に自信がつけばつくほど、あたかも自分が偉い人間になったかのように錯覚し、態度が大きくなっていたことを思い出す。外車に乗り、Goldのクレジットを持ち、だいたいほしいものは手に入った。

7年目に渡米したとたん、自信は吹き飛ばされ、ゼロからのスタートを切った。自分が外科医として如何に未熟であるかを思い知らされた。


日本の医師の世界は若い先生は特に勘違いしやすいように出来ている。

卒業したらすぐに先生と呼ばれ、3年目から給料も跳ね上がる。

しかしながら、謙虚さをいつまでも忘れず、患者さんを人間として尊敬する事は、非常に大切だと思います。