現在の病院は残り1ヶ月、当直もあと9日となった。ようやく一桁。

この3年間、月9-10回の当直を無給でやり続けた。


僕のような外国人を採用してもらえる理由、それは安い労働力だからだ。

安い給料でたくさん働かせて、その代わりに手術を教えてあげるというシステム。

アメリカでは全てが利害関係の上に成り立っている。


こちらの正規当直代は決して安くない。どうやら一晩1000ドルくらいが相場のようだ。

ぼくらが当直できないとなるとPAに当直代を払って当直してもらうことになるが、それはめったにおこらない。


ある病院では、半年間毎日当直であったが、それを除いても、3年で300日近くは当直している。

換算すると、300000ドル、つまり2.5-3千万円分になる。


良く働いたものだ。