カシンです。これは、アタシ(50代・男)が、思ったこと感じたことを書くブログです。今回は、最近読んで良かった本の紹介です。


本の紹介です。

野木彩子著『ターナー女性の日記: 幸せを求めて』(風詠社、2024年)
https://books.rakuten.co.jp/rb/17827960/

(本の紹介のときは、できるだけ出版社の公式ページにリンクするようにしていますが、この出版社は公式ページの書籍紹介が楽天ブックスへのリンクでした。)


上のページの内容紹介からそのまま引用すると。

ターナー症候群を生きる。性染色体の異常から低身長や不妊等を引き起こす「ターナー症候群」。そんなターナー女性の1人である著者が疾患の特性と向き合うなかで得た独自の視点で幸せを求める思いを力強く綴った珠玉のエッセイ集。

まさにそういう本です。著者はアラ還で、「半生を振り返って」的な、人生の各ステージに触れた内容となっています。

と言っても、体験も書かれていますが、洞察も多い本です。今現在「ターナー症候群を生きる」人 (+その他万人) に向けて著者は書いていて。自分の時代の体験談よりも、自身の経験を元に現代を考えたということじゃないかと思います。


アタシ自身は、個人的にはターナー女性に知り合いはいない部外者ですが、著者の現代を見る視点は興味深く、共感もしました。

決してターナー症候群を軽んじて言うのではありませんが。おそらく人は誰でも、何かしらの意味でマイノリティで。自身のマイノリティの視点に気づいているかどうかで、考えの深さが変わってくるんだろう。そういう感想をアタシは持ちました。

素直な筆で (感情的にも言葉的にも) 優しい本なので、エッセイ好きな方、(世の中に) 疲れてる方におすすめしたい本です。
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著者はアメブロのブロガーで。

本は主に 2021~2022年のブログ記事を編集したもののようです。


偶然にも(?)アタシは 2022年9月くらい? に著者のブログを知って、いいことを書く人だなぁとフォローしていました (当初、非公開フォロー)。そのためフォロワーながら、本の大部分は初見で、アタシはその点でも面白く読めました。



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お読みいただきありがとうございました。