カシンです。これはアタシの体験を、思い出しながら書くブログです。
2014 年、アタシの父は遠く父の故郷で亡くなり、そこで葬儀を済ませ、埋葬されました。
翌年、母を東京に呼び寄せて、うちの近くに住んでもらいました。そのとき、父の遺骨もいっしょに持ってきて、近くに改葬しようと考えてました。
父の故郷で「埋葬」と言っても、埋めてあるわけではなく、所定の位置に骨壺が置いてある、ということです。
都営霊園でも、高級なお墓は改葬は受けないと注意書きがある一方、格安プランは手元にお骨があれば応募資格あり、となっています。
「手元供養」というのも聞くので。遺骨を東京に持ってくることについては簡単に考えてました。
父の故郷の役所に行って必要な書類をもらい、骨壺を回収して東京に持ってくれば、それで済むと思ってました。
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さて。アタシは東京にいて。母は遠く父の故郷にいて。でも引っ越しの手配はすべて済んで、引っ越し日の 2、3 日前だったと思います。母から電話がありました。
- お墓の管理者は「改葬許可証」がないと骨壺は出せないと言ってる
- 役所は改葬先がないと改葬許可証は出せないと言ってる
- 自宅に置くから今は改葬先がない、と説明しても、役所はそれでは手続きできないと言ってる
つまり
- 手元に遺骨がないと改装先に応募できない
- 改葬先が決まってないので遺骨を手元に置けない
ウカツでしたが。すでに引っ越しも母の飛行機も手配済みで時間の迫るタイミングで、交渉する時間もありません。
ようするに、格安を狙わずに、正規料金を払ってお墓を用意していれば、「通常の手順」で改葬できたわけですが。
当時はちょっと検索しても、「正規料金」以外の解決策が見つかりそうになかったです。
今、見るとこんなことを書いてる人もいます。
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結局、このときは、お墓を探してて、決まってない人のための「期限付き納骨堂」サービスが検索で見つかって。無理のない費用で 1 年間限定で預かってくれるというもので、助かりました。神奈川県内のお寺でした。その日のうちに契約して、改葬証明書も無事、発行してもらえました。
そして、その 1 年の間に奥多摩に民間の永代供養の樹木葬を見つけたので、都営霊園じゃなくそちらにしました。
(写真を「色鉛筆」フィルターで加工。再掲)
…という、父の遺骨を改葬した話でした。
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お読みいただきありがとうございました。