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カシンです。これはアタシ(50代)が 20 年くらい前のアニメを見て思ったことです。

12 月に入って、「機動戦士ガンダム SEED DESTINY」(HD リマスター 2013 年、元は 2004 年) を dアニメストアの配信で見始めました。今日時点で 16 話まで見ました (全 50 話)。ここまでで気がついたこと 2 点。

ひとつ目。前作の歌姫ラクス様と別に、もう1人の歌姫、ミーアが登場します。

前作、「機動戦士ガンダム SEED」(2002 年 10 月~) と同時期に、WOWOW で富野由悠季 (ガンダム原作者) 監督作「OVERMAN キングゲイナー」(2002 年 9 月~) が放送されてました。

キングゲイナーでも、物語のキーパーソンとして歌姫が登場。こちらは「ミイヤ様」でした。ミイヤとミーア。オマージュでしょうか。どっちもやたら身体の線を強調した衣装…。
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二つ目。「モラハラ男」について。

2004 年のガンダム SEED DESTINY に、絵に描いたようなモラハラ男、ユウナ・ロマ・セイランが登場します。それも、身体的暴力を伴わない、あからさまな心理的暴力もない、「妻を洗脳して操る」(カガリは妻じゃなく婚約者ですが) たぐいのモラハラ描写。

そういうのが、この時期にあったのが意外でした。

「DV」という言葉がこのころ使われるようになっていましたが、これは身体的暴力の他、どなるなどの心理的暴力。我欲からの命令や行動制限がイメージされていて。「優しそう (正しそう) に見えて実は巧妙に操ってる」っていうのが世の中で認識されるのは、もう少し後だと思ってました。

フランスで「モラハラ」が提唱されたのが 1998 年、最初の禁止法が 2002 年 (モラハラと言っても、今で言うパワハラのことと思われます) だそうで。今の意味のモラハラは、日本では 2010 年代に一般に知られるようになった、というのがアタシの認識でした。

探してみると、すでに 2007 年に「Q&A モラル・ハラスメント」という本が出版されてました。


「愛で操る」とかは昔からあります (それこそシャアとララァはそうなってしまった)。でもモラハラを 2004 年に描いたのは早いんじゃないかと思います。
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お読みいただきありがとうございました。