これは、アタシ (50代・男) が、気になっていることを書くブログです。
 
アタシはブログで「ひとりごと」は言いたい放題です。でも、実際には人と話すのは苦手です (手紙も)。そんなアタシが言うのもなんですが…。
 
※個人の行動を批判したいのではなく、世の中の雰囲気 (常識?)、それを形作っている、マスコミ報道に意見したい記事です。
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2023/4/4 の朝日新聞 1 面に、27 面の記事を紹介する小欄がありました。
 
病児保育料 支援策ほしい
選挙の投票に久々に行くというシングルマザーがいる。政治家に子育ての悩みがわかるか見極め、投票で意思を示すつもりだ。
 
選挙の時期になると「投票で意思を示す」とよく聞きます。しかし、投票で選ぶ段階では、実は
  • 政策は実施できるけど、話は聞いてくれない候補者
  • 政策は実施できないけど、話は聞いてくれる候補者
  • 政策の実施もできないけど、話も聞いてくれない候補者
しか選択肢はありません。どの候補者を選んでも、問題は解決されない仕組みです! (残念!)
 
つまり、投票で示せる意思は、現状では「問題を解決しない」のみです。
 
現状がそうなってしまっている原因の一端は、「投票でしか意思を示せない」ことを強調するマスコミ (と学校教育) にあるんじゃないかとアタシは思います。
 
誰が選ばれても、政治家は世の中の問題を正すのが仕事です。問題がわかってる人を政治家に選ぶんじゃなくて、選ばれた政治家が問題を認識して対処するのが本来の姿じゃないでしょうか。
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それで、「有権者が意思を示す」には、政治家に直接、意見すればいいんじゃないでしょうか。アポをとって直接、話を聞いてもらうなり、メールや手紙を送るなり。特に、選挙が終わって、さあこれから働くぞ。という時点は、そういうことをするのに良いタイミングと思われます。
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政治家に直接意見しにくい雰囲気になっているのは、有権者は投票の 1 票で意思を示す、と繰り返す、報道 (教育) のせい??
 
報道の役割は、政治家の誰それにこんな意見がもたらされた、と言うのと同時に。その政治家に、「政治家のあなたはこんな意見を聞きましたが、なぜ対処しないのですか。なぜそれはあなた自身が対処すべき問題とは思わないのですか」という追及じゃないでしょうか。
 
政治家は、その政治家が何をしたいかの願望 (公約) じゃなくて、ちゃんと働いてくれるか (現実の問題に対処するか) で選びたいです 。
 
今は政治家が「選挙で選ばれたんだから、問題は解決しないでいいんだ (問題を解決しない私が支持されている)」、と言うために選挙制度が利用されているように感じます。
 
選挙で選ばれた人は、その分、仕事はしないといけない。世の中の困り事を受け付けるのも政治家の仕事。という雰囲気の世の中を、作っていけないものでしょうか。
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お読みくださり、ありがとうございました。

8時過ぎに追記。読み直してみると、この記事、アタシが投票そのものにも反対しているようにも読めます。次回以降書いていく予定ですが、投票自体は大切な役割があります。前にこんな記事も書きました。