書いてみると、長くなっちゃいました。良ければお付き合いください。

カシンです。これは、アタシ (50代・男) が、誰かに話したいけど、話す相手のないことを書くブログです。

今回は女性と男性の統計的違い、の一般論の話をさせてください。

どこかで誰かが、こんな図を使って説明するのを見たんですが、どこだったか思い出せません。あるいは男女じゃなくて、ワクチン接種した/しない、とかだったかもしれません。

「男女に違いがある」とはどういうことかの概念図です。
横軸に、男女で違いがある性質の度合い。縦軸に人数をとっています。この性質ごとの人数が単純な山型に描けるような、簡単な場合です。赤曲線が男性の分布青曲線が女性の分布を示しています。

現実的な性質の分布より、だいぶ簡略ではありますが。例えば身長とか寿命とかを考えると、こういう図になると想像できるかと思います。

この図では、女性の平均値と男性の平均値は、明らかに違います (そういう量を図示した、という前提です)。例えば、ここでは女性の平均値は男性の平均値よりも右側にあります。

この図で説明したい、大事な点は。女性 (または男性) の分布の幅が、男女の平均値の差よりも大きくなっていることの帰結です。

例えば、男性の分布の右端は、女性の平均値よりも右側にあります。つまり
  • 一般に女性は男性より右側という性質があったとき、それでも
  • 多くの女性よりも右側の男性もいる
ということ。

つまり、「女性らしい」性質があったとして。それが重ならないほど狭い分布を持った性質でない限り。ある特定の男女を比べたときには、その性質でどちらが女性でどちらが男性か、確定することはできない、ということです。

「女性」か「男性」か。計測して決めるのは難しいことが想像されます。
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今回、言いたかったことは、上の箇条書きのところの話です。同様の図で、実は男女の2通りに解釈を限る必要はない、ということが言えますので、次回はそれを説明します。

{性}

お読みいただきありがとうございました。