奥さんは朝日の後に起きて、夕日の前に寝る。

このブログは、アタシ(50代・男)が、思いのままに書くブログです。

以前、アタシはアメリカで高校生で、テレビを見てた話をしました。

当時アタシが好きだったテレビ番組の一つが Mister Rogers' Neighborhood。セサミストリートをアメリカの「おかあさんといっしょ」とするなら、Mister Rogers は「いないいないばあっ!」にあたる番組です(今も昔もアタシは子供番組が好き)。ロジャースさんは優しい語り口のおじさんで、(人形劇の合間に)世の中のことをいろいろ説明してくれます。カメラ目線で視聴者に直接話します。

毎回、放送の終わりにはロジャースさんはこう言います。

「どの日も、きみにとっての特別な日にできます。どうするか知ってるでしょう? きみがきみ自身でいることです。全世界に、きみのような人は1人しかいません。それは、きみです。そしてみんなが誰でも、そのままのきみを好きになれます。ではまた次の回で。バイバイ」


月—金の放送です。これを2001年まで30年以上、やってたそうです。

日本では最近になって、自己肯定感、とか、多様性、個性の尊重とか、良く聞きますが。こんなテレビを見て育った連中には、かないっこないよなぁ。と、つい思ってしまいます…。
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とはいえ。ロジャースさんはアメリカテレビ界でも特別な人です。全体的には、日本の方が子供番組に良いものが多いように感じます。

今月(89月)の「みんなのうた」。「南の島のハメハメハ大王」の新解釈、とてもいいです。

元々、少し「南の島の住人」に対するステレオタイプが入ってて、時代にそぐわなくなっていく歌かも。と、思っていましたが。

歌詞はそのまま。映像とアレンジによる新解釈で、問題(?)はすべて解決したように感じます。

個性重視の時代に、逆に「誰もがハメハメハになってしまう」架空の理想郷で一休み。というのはアリだと思います。

そして改めて「学校嫌いの子供らで。風が吹いたら遅刻して。雨が降ったらお休みで」。行きたくないときには行かず、行きたいときに、行きたい学校に行ける。そんな世の中に、ますますなっていけばいい。とアタシは思います。

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お読みいただきありがとうございました。