おはゆに61製のセミトランジスタユニット。2021年から販売開始し、お陰様でこれまで1ポイント車、2ポイント車、3ポイント車合計で約600個以上の取り付け実績があります。最近、当方のセミトラユニットをご購入頂いたZ1ユーザー様からのレビューをご照会します。写真は私のZ1です。


この頃、調子を崩していたので点火系を見直す意味も込めてセミトラユニットを購入。取付けは、ギボシのカシメが出来れば楽しく工作気分で終わりますね。配線図と間違い無いか確認して始動。前評判通りの安定感とレスポンス。なるほど、荒々しさは薄れてしまいましたが、回したくなるエンジンになりました。少し走るとエンジンがグズってきたので、この頃の調子の悪さの原因がコンデンサと判断。コンデンサを絶縁し、再度試走すると絶好調。改めて、調子の良さに感動しつつ、荒々しさと言う感覚は不調だったんだなと気付きました。1世代後のエンジンの様になりました。これから、燃調、プラグギャップ等、さらに磨き上げて行きたいです。とても良い商品でした。有難う御座います。

 

点火系チューニングは様々ありますが、セミトラ化はとても簡易でかつ効果的な方法です。しかも、例えセミトラユニットが故障しても配線を元に戻せばポイント点火として走行し続けることが出来ます。16V昇圧は、イグニッションコイルの寿命に悪影響を及ぼすリスクがあります。

プラグ電圧は、コイルの定数×最大電流値÷電流遮断に必要な時間、で求まります。

昇圧は、最大電流値を大きくする方法です。

セミトラ化は、電流遮断に必要な時間を小さくする方法です。

どちらもプラグ電圧を上昇させることが可能ですが、前者はコイルの絶縁劣化を促進するリスクがあります。

後者はコイルに悪影響はありません。

昇圧を検討されている方がいましたら、セミトラ化もぜひ選択肢に入れて頂ければ幸いです。