言うべきことよりもやるべきことがあるんじゃないのか | The struggle with Air Cooled Z SIDE:B The Hidden code

言うべきことよりもやるべきことがあるんじゃないのか

原発は怖い。
原発がぶっ壊れたら大変なことになることは分かったし、それに伴って経済的困窮が続くことも十分に分かったので、なければない方がいいとは思う。
しかし、原発を止めるなら、ないなりの暮らしをしていかないといけない。
おっかないエネルギーに頼るくらいなら、一昔、ふた昔前のエネルギー消費に戻ろうぜ。
それでいいじゃん、なあ、みんな。
という声を聞いたことは、あまりない。

原発に反対している連中もまた、原発がつくったエネルギーの上で騒いでいるだけなのだ。
海洋汚染反対といいながら海上でオイルを撒き散らす船に乗る連中と一緒なのだ。

どんな戦争も殺し合いも人間はやめるべきだ。
関わらなくて済むなら、関わらない方がいい。
だが、石油エネルギーが人類の生命線である以上、産油国との関わりを捨てるわけにはいかない。産油国との関わりだけではなく、航路の確保も重要となる。
それを、よその国に任せにしてもいいのか、ということだ。
よその国が「あなたたちの護衛はいたしません」となったらどうする?

そろばんをはじいていた手で銃を握るのか。
嫌なら、どうすればいいのか。

世のため人のため、と身を粉にして働いても、逆恨みされることがある。
ある地域、ある国の国民が生真面目にはたらくことで、よその地域や国がますます貧乏になることだってある。
持っている人々にとっては「いいがかり」かもしれないが、持たざる人々にとっては「必死のパッチ」だ。生きるか死ぬかの選択を迫られた人間は、何をするか分からない。

フェア・トレードだろうが、何だろうが、独自の外交を展開していかなければ、どんどん戦いに巻き込まれていくのは必至である。

大事なのは反対と騒ぐことではない。
何が出来るか、何をすべきか、と具体例をあげることだ。