≪古来・日本画めぐり≫第3弾!!
ラスト!!
空海!!!
日程:2024年4月25日
場所:奈良国立博物館
展示:生誕1250年記念特別展 空海 密教のルーツとマンダラ世界
■アクセス
JR大阪駅→鶴橋乗り換え→近鉄奈良駅
近鉄奈良駅から徒歩で10分ほど。
バスでも行けますが…
奈良公園を横目に歩くのもいいですよ。
自然も感じられるし、鹿が寄ってきて可愛い。
天気が良い日はおすすめです。
■入場料
一般 2,000円
支払方法:現金、クレジットカード(VISA・MASTER等)、paypay・楽天payなどQRコード決済OK
さて、この日本画シリーズのラストとなりました。
第1弾 【特別展/北斎と広重】中之島 香雪美術館(大阪)
第2弾 【特別展/雪舟伝説】京都国立博物館(京都)
第3弾 【生誕1250年記念特別展 空海KUKAI】奈良国立博物館(奈良)
最期は奈良!空海!!マンダラ世界!!!
こちらも前回同様、博物館なので写真撮影はほとんどNGでした…
なので、今回も私の感想をつらつら綴りたいと思います。
文字多めですがお許しください。
大日如来像も、曼荼羅も全部すごい~!
語彙無くす…(笑)
というか【第1章 密教とは】の会場がマジですごいです…
曼荼羅の世界に精通しなくてもちょっとビビるぐらい圧巻で、少し怖いぐらいです。
あとどれも国宝or重文…
貴重すぎる。。
『密教』とは?
ちなみにタイトルにもあります『密教』ってなんだかご存じでしょうか?
密教とは、”空海が描いた、人々を救う世界”。
しかしながら、言葉・文字ではその内容を正確に伝えきれない…
そこで図・絵を使って悟らない者に開き示す、まさに『秘密の教え』
空海は書の名手で、この時代の三筆(最も秀でた3名)の一人とも称されています。
数多く文書が残されていて、中には空海の人生をまとめた書物もあるそう。
「たくさんの人に救われてほしい」
「そのために密教を教え、広めねば」
といって、数多くの仏像・書物・図・絵画を残した空海は
かなり真面目で人の為にたくさん働いた人だったんだな~と思いました。
他にも『後七日御修法』(ごしちにちみしほ)の解説なども面白かったです。
両界曼荼羅
個人的に好きなのは「両界曼荼羅」!
これは絵?なのかな?
いくつか種類がありまして…
■大阪 久修園院所蔵の「両界曼荼羅」(江戸時代 宝永5年)
めちゃくちゃ綺麗…
色もカラフルでも華やかというより厳か。
細工が細部まで素敵。。
その細やかさに感動してしまいます。
■京都 神護寺所蔵の「両界曼荼羅(高雄曼荼羅)」(平安時代/9世紀)
すっごい大きい!
黒地に金色のインク(金銀泥というらしい)がなんだかモダンだし、
書も映えててカッコイイ!って印象。
ちなみに現存する最古の両界曼荼羅だそう!平安時代だもんね…
令和4年に修理が完了して今回出展!
なんでこんな大きなものを作ろうとしたんだろう…??
※公式HPより引用
■京都 教王護国寺(東寺)所蔵の「両界曼荼羅(西院曼荼羅〈伝真言院曼荼羅〉」(平安時代/9世紀)
赤・朱ベースの色合いが好み。
エキゾチックで日本というか、アジアンな雰囲気が素敵だ~。
彩色の両界曼荼羅としては現存最古だそう!
唯一写真撮影OKの像とは
こちらだけ唯一写真撮影OKでした。
「文殊菩薩坐像」
中国・唐の都、長安の街の遺跡から見つかった仏様ですって。
こんな綺麗なまま残るってすごいな…
全身
寄り
明王像・人物画・彫像群
他にも、すごいのがたくさん。
明王たちの画もすごい…
「五大尊像」の不動明王と大威徳明王なんか威厳ありすぎです。
人物画もありましたが、西洋絵画と全然サイズ感違くて、
どれもでっっっっっか!
奈良 室生寺所蔵の「真言八祖像」(鎌倉時代/14世紀)
真言宗の僧侶たち?の人物画が8枚も並ぶその一列は圧巻。
さらにインドネシアから伝わったとされる
インドネシア国立中央博物館所蔵の「金剛界曼荼羅彫像群」(インドネシア・中部ジャワ期/8~9世紀)
曼荼羅像のミニフィギュアみたいな?
ただ、どれも細かくても小さくても、背筋をしゃんとさせてくるような目線をしてくるんですよね。
像群だからまた違った怖さみたいなのも感じました。
最終章、これが菩薩⁉
最後の【第5章 金剛峯寺と弘法大師信仰】では作品リスト98.99.100.が印象的でした。
■作品リスト98. 不動明王坐像 石川 法住寺所蔵(鎌倉時代/13~14世紀)
法住寺は先の1月1日石川県能登半島沖地震で建物・文化財が多く被害に遭ったそうですが、
なんとこの不動明王坐像は無事だったそう。
なんだか神妙な見え方してしまう。。
■作品リスト99. 五大力菩薩像 和歌山 有志八幡講(平安時代/10~11世紀)
ただただすごい…というか威厳を超えて恐怖を感じる。
私の菩薩のイメージと全然違う。
■作品リスト100. 孔雀明王坐像 和歌山 金剛峯寺(鎌倉時代 正治2年頃)
これは有名な作品なのかな?
直立の孔雀に座る明王の像。
孔雀の華やかさと明王の神々しさがすごい。(笑)
金ぴかだし。
一切の災いを除くとされる有難い明王坐像だそうです。
いや~すごい感動でした。
あと仏様に囲まれているからか癒されたというより、
なんだか姿勢良くしよ!みたいな意識になりました。(笑)
今回は良さそうなものが無かったのでグッズ購入なしです!
ではまた。