エッシャー 不思議のヒミツ(Escher Behind the paradox)

 

 

日程:2024年1月12日

場所:佐川美術館

展示:エッシャー 不思議のヒミツ

 

 

すっごい久しぶりに佐川美術館!!

いつ来てもシンプルで美しい。

 

鹿

 

右手の水面を横目に、この通路の先に本館入口

 

水面の影が映る壁面。これすら美しい。

 

入口側から見た鹿

 

 

やっぱりいつ来ても美しい…

関西でトップクラスに美しい美術館やと個人的に思ってる。

 

 

今回新年1発目の美術館めぐり!

※1月12日に行ってるのに更新が1月14日で2日空いてるのは、佐川美術館から帰宅後~昨日終日、ずっと体調良くなくてベッドで溶けてたからです。

 

 

さて、今回は【エッシャー】

 

オランダの画家・版画家ですね。

絵画というよりリトグラフや書籍の挿絵、だまし絵のイメージが強いです。

 

エッシャーの両親はエッシャーに建築家になってほしくてそういう系の学校へ行かせたけど、

数学が大の苦手で中等学校を2回留年しているとか。(このせいで建築家の道は諦めることに)

 

こんな複雑な絵を描くのに数学が苦手なんて。

そんな人おる??

 

 

こちらもYouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」にて過去に解説されているけど、

エッシャーは数学は苦手でも、”本能的に・感覚的に数学を理解している”んだとか。

 

本当に不思議な人だな…。

 

 

 

佐川美術館はコレクションや時々の企画展、写真禁止が結構多かった印象ですが、

今回のエッシャーの企画展は写真撮影OKでした。(コレクションは写真撮影NG)

 

 

 

▼お気に入り作品のみ

 

 

天地創造の1日目

アダムとイヴの誕生までの7日目までシリーズである作品。

何とも言えん仰々しさがある気がする…

 

 

 

バベルの塔

早速エッシャーぽい。

 

 

 

フンコロガシ

木版画における傑出した熟練のテクニックが表れているとか。グレーの影がそれ。

 

 

 

夢(カマキリ)

この何とも言えない不気味な作品が描かれた1935年はエッシャーにとって人生の大きな転換期だったようです。

11年間過ごしたイタリアを離れることを機に、それまでのイタリアの建築や風景を描くのをやめて空想的な作品になっていったという。【教会・石棺・カマキリ】という全く違う3つの要素を大きさも不均衡なまま、一つの非現実的な光景を作り出している。

 

 

 

サン・ピエトロ大聖堂内部

 

 

▼ここからさらに私たちがよく知るエッシャー感

 

 

 

 

▼一番のお気に入り作品

この作品はおそらくエッシャー最後の作品と言われているそうです。

「動的な連続」の中に輪をつなげた作品。

 

 

▼有名なやつ!

昼と夜

エッシャーの幾何学的な絵を言えばこれでしょう。

 

 

 

爬虫類

エッシャーによると、『二次元のテセレーションに押し込められたトカゲの退屈する様だ』とこの絵の意味を説明しています。

不気味で不思議で見入っちゃう。霊魂のサイクルと解釈する人もいたそうで。たしかにそれはなんかわかる。

 

 

出会い

第二次世界大戦中に描かれた作品の中でもっとも有名な作品。

これ見れば見るほどなんか怖い。

 

 

 

写像球体を持つ手

これは自画像ではなく、あくまで「手」

手が掲げているのは彼自身であり、また彼の世界全体である。

エッシャーは「芸術家の自我は、どうしたって彼の世界の中心にある。」と自嘲気味に話したという。

 

 

 

表皮

 

 

相対性

 

 

 

▼この絵もすっごい好き!!

描く手

二重の自己言及を伴った二重のパラドックス。

二次元の平面を三次元のイリュージョンへと変貌させている。すごい。

 

 

 

 

 

 

上昇と下降

 

 

 

 

 

 

あと、こんな楽しみ方も!

 

 

直接触ってエッシャーの絵の感覚に触れる感じの問題が3,4か所ありましたよ。

 

 

 

 

 

展示室内はこんな感じ

 

 

 

 

 

 

ちゃんとグッズも買いました♡

 

ポストカードは有名どころの作品をチョイス。「描く手」がお気に入り。

 

ブックマークがかわいいいいい!!素敵!!!

 

蝶やばくね??

これもやっぱ近くで見るとすごいわ。

 

 

 

 

それにしても滋賀寒かった~‼

湖西線はやっぱり遅延発生してた~‼