今回は普段と趣向を変えて貯金のお話。
昨今、NISAやビットコインなど投資にまつわる話題が多いですね。
経済的に貧しくなりつつあるこの国で”自分の生活は自分で守ろう”という意識が高まっているのだろうと思います。
投資やお金を増やすことに関心が強い人も多いのはすごく共感します。
ただ今回は、投資を始めよう!おすすめはコレです!という記事では決して無く…
※そんな真面目な事投稿するブログでもないので
投資の前に貯金じゃね?
というわけで、元浪費家&クレカ沼の自転車操業だった私の
・赤字生活からの脱却
・断捨離でマイナスから±0へ
・5年間で500万円の貯金
の3つの小噺をしようと思います。
※ご注意※
本件は特に貯金について参考となる部分はありませんのでご了承ください。
軽いエッセイとでも思って面白おかしく見ていただければ幸いです。
【1】赤字生活からの脱却
私は大学進学を機に一人暮らしをしているのですが、大学生の時の4年間は
・アルバイト(最高で3つの掛け持ち)
・両親からの仕送り(家賃と最低限度の生活費)
・奨学金
で生活を賄っていたので、そんなに不自由することもなかったです。
(今思えばめちゃくちゃ贅沢な学生生活してるなぁ。両親ありがとう。)
今みたいにSNSで購買意欲もそこまで刺激されなかったですしね…
しかし、大阪にある会社に就職して半年後…
口座残高がいつも1万円以下となっていました。
当時は営業職で、入社半年もすると戦力として契約件数に発破をかけられて
かなりストレスフル。
でもまだこの時はよかったのです。
まだ自転車操業ではなかったですから。
なんとかギリギリ「はぁ今月も黒字で生活できた。」と給料日前日にホッとする日々でした。貯金こそできていないものの、当時は貯金のことなど考える余裕すらなかったです。
ちなみに新卒当時の手取りは基本給17万円にプラス歩合で3万円~最高で20万円。
特別賞与も含めると、23歳で最高40万円近いお給料を頂くこともありました。
今思えば、このお金を貯金に回しておけば……くぅ~泣
こう言ってはアレですが、実はそこそこ営業成績は良かった方なんです私。
表彰されたり、歩合が付くのが普通だったりね。
その頃かなぁ。調子に乗り出してクレジットカード決済を覚えて
めっちゃ買い物しだしたのは。
当時接客業だったので、たくさんのお客様と接するのですが、お客様の中にはクレジットカードを使うのを躊躇う方も多かったんです。
私たちの契約における条件が”クレジットカード決済”が必須だったので、クレジットカード決済するぐらいなら契約しない!と商談の途中で落ちる、といったことも少なくありませんでした。今は電子決済やクレジットカード決済の方がお得だったり便利だったりするので利用者も増えた気もするけど、当時は今よりクレジットカードを使用することに抵抗がある人多かった気がする。
(今でも現金派!っていう人いるけど、クレジットカードも電子決済も全部現金だよぅ。)
実は私も1年目の冬ぐらいまでは現ナマですべて支払っていたんです。
ガスや水道、電気代などは口座引き落とし、家賃はいちいち手作業で別の指定口座へ入金していました。その他の買い物はすべて現ナマ支払でした。私もそんなお客様同様、クレジットカードを使って支払することに少し抵抗があったんです。
クレジットカード決済を覚えたきっかけのは…電子コミックでした。
忙しすぎて、自分の時間が無さ過ぎて、休みの日まで会社の人たちと飲み会…
家に居る時は寝るかベッドに転がっていることが多くなっていました。
そんなときにスマホで読める電子コミックが本当に癒しだったんですよね~…
電子コミックでクレジットカードを利用することの抵抗が私にも無くなったんです。
今思うと本当に仕事してるか食べてるか寝てるかの生活で趣味なんか全然できてなかったな…
そして社会人2年目にもなると、買い物にドはまりするのです。もともとお洋服やコスメ、美容には関心が強い方で、いろいろ情報を集めては好きなファッションをしたり、いろんなメイクを試したり、よく合コンにも出かけました。ただ、それが趣味かというと少し違くて…。お金を使うこと自体がストレス発散だったんですよね。だからお洋服も全然大事に着ていないし、メイク道具もお手入れするわけでもなかったし、『休日に買い物に出かけてお金を使う』ことが楽しかったんだと思うんです。
でも口座には現金がない。引き下ろせない。
「あ、このお店クレジットカード使える」
そう気づいた時にはもうカードで支払っていました。
そうなったら止まらなかったです。口座にお金が無くても買い物ができる。
洋服店でも、飲食店でも、コンビニでも。
いよいよ家賃が支払えなくなってきて2、3か月滞納したこともありました。
もちろん貯金なんて出来てません。
でも周囲にそんなことを相談する人はいなかったんです。
そしてその時が。
社会人2年目のとある日。出張で大分県まで行った時です。大分までは関西空港から福岡空港まで飛行機移動したのち、レンタカーで大分まで移動だったと思います。帰りも同様。ただ、業務最終日の終了時間が夜遅かったため、福岡で1泊してから翌日(休日)朝に帰阪するスケジュールとなっていました。
福岡空港で搭乗を待つまでの間、仕事仲間たちはそれぞれお土産を見ていたりタバコ休憩に行ったりなど過ごす中、わたしはATMへ。何かを買おうとしたはず。念のため現金を持っておこう、とも思ったはず。口座残高を見た時に仰天したのです。
口座残高 35円
表示された液晶画面を見て思わず手が止まりました。
そこでやっと「これってかなりまずいんじゃないの?」と焦りました。
【2】断捨離でマイナスから±0へ
そもそもなんでそんな生活になってしまったのかを振り返ると…
・平日固定休み(火曜・水曜午前のみ)で友達と予定が合わずほぼ会えない。
・お金の話を真面目にできる人がいない。
・仕事ばかりしていてストレスフル
・人間関係が社内の人ばっかり
・趣味など自分の時間を有効に使えていない。
・ストレス解消法(買い物)が最悪
そりゃ自転車操業にもなるわ!!!
この生活がまずいこと、なんとかしなきゃいけない!と気付いて私がやったのは、、
断捨離
そう当時テレビやSNSでも話題になって書籍も出始めていたあの断捨離!
「せや!今の生活をめっちゃ綺麗にしよ!!」と意気込んだら行動が早かったです。
結果として私は約1年間で
お洋服、靴、バッグ(私用)、漫画など書籍、食器、飾っていたインテリア雑貨、
おしゃれ用間接照明、一人掛けソファ、ラグ類一式、ベッド(最終的に買い替え)
クッション、あんまり使っていない調理器具、などなど…
売ったり、捨てたり、譲ったり…
そうなると休日にやることが増えてそもそも消費活動をあまりしなくなるので一石二鳥。断捨離をある程度進めると次に、家計簿をつけ始めました。
最初こそ『マネーフォワード』という家計管理アプリなども使いまいしたが、私には合わなかったので、アナログなやり方ではあるけどノートに逐一記録するようになりました。現状のマイナス分を算出して、削れる項目を徹底的に節約。
そしてそれがある程度慣れた時に転職活動。まだ貯金できるほどではなかったですが、転職先が決まる頃には家賃も滞りなく支払えるようになりましたし、クレジットカードで支払っていた分のマイナスが0になりました。
【3】5年間で500万円の貯金
転職先は広告代理店で企画営業職。1社目ほどではなかった?けど、それなりに忙しい仕事でした。歩合制ではなく、お給料もいい方で、25歳の時人生で初めてボーナスを頂いた時は感動しました。
そしてこの時が。
貯金口座を作って貯めることができるようになりました。
最初の月は5,000円。
いいんですそれで。マイナスじゃないから。初めて貯金口座にお金があることが確認できた時も感動したなぁ。
そしてこの時、ある目標を立てました。
30歳までに500万円貯金する!!
実は25歳で転職した私は「この会社には5年頑張ろう。5年働いてみてまだ働きたかったら続けよう。そうじゃなかったら30歳を目途に違う仕事に挑戦しよう。」と考えていたので、目途となる30歳までに大きな貯金目標を立て、貯金計画表を作成し、実行しました。結果として…
広告代理店1年目は50万円、2年目は70万円、3年目は100万円、4年目は107万円、5年目で196万円の貯金に成功しました。合計で523万円!
断捨離は今でも継続、家計簿ももう8年目になります。さらに何か買い物するときは衝動的に購入せず、一旦家に持ち帰り考えてから購入、といった具合です。
ちなみにその会社は6年在籍したので、6年目も変わらず貯金に励みました。
”人生の夏休み中”の現在は貯めたお金と、失業手当などを旅費や生活費に充ててます。
思えばめちゃくちゃ自由にお金使っていた新卒~24歳頃が楽しかった半面、すこぶるストレスたまっていたなぁ。
貯金することに慣れた26~30歳ぐらいが一番丁寧な生活していたと思う。
(忙しかったのは忙しかったけども)
友達とたくさん会えたし、趣味も楽しめてる。
今はまだ仕事していないけど、年明け新しい仕事しだしたら、
3年間で500万円貯めるのが目標!!
結構開けっ広げに、赤裸々に過去のことと貯金の話をしてしまったけど大丈夫かしら?(笑)
みなさんはお金、特に貯金についてどう向き合ってますか?