こんぬつはー。
さて、現在入院中であることは先日の記事にてご報告済みですが、
お陰さまで、明日退院できることになりました。
お見舞いや励ましのお言葉をくださった皆様、どうもありがとうございました。
今回の入院に至った病気の
最大の症状は
腹痛
でした。
身動きはおろか、呼吸するのも辛いような腹痛とともに数日過ごしたわけなんですが、
そんな日々の中、
日常には数々の罠が潜んでいることに
今回改めて気付かされました。
「腹痛で入院中に陥りやすい罠について書き記すことで、
今後同じ経験をされる方のために少しでもなれば・・・」
という思いで(嘘ですけど)、今回の記事をアップさせていただきます。
罠 その1「横になれない」
今回は、お腹全体が痛くて、体を丸めて座っているのが一番楽な状況だったんですよね。
でも、さすがに夜は横にならなきゃ寝られませんよね。
そう思って、入院初日の夜、意を決してベッドに横になってみたんです。
そそそしたらバ!!!
お腹全体+胸部+肩のあたりまでに激痛が!!!!
鈍い痛みではなく、ナイフであちこちをざくざく刺されているような激痛です!
息もできません!!!
想像してみて下さい。
6人部屋の真ん中。
みんな、就寝準備をすませて静かに過ごしています。
ナースコールも手の届かないところに。
よしんばナースコールを押せても、
「どうされましたか~」の看護師さんの問いかけに
聞き取り可能な日本語で返答することは恐らく不可能です。
あなたなら、どうしますか?
私は、
「気絶するか大声をあげるかしか道はない!!!!!」
と思い、
二つの選択肢を超高速で天秤にかけた結果、
「入院初日から同室の5人の患者さんに強烈な印象を与えてしまい、
今後陰で『痛がりマイケル』のあだ名で呼ばれるよりは、
気絶しよう!!!」
という結論に至りました。
しかし、どうせ気絶するならやるだけやってみようと思い、
これまた脂汗がにじむほど痛いのですが、
体を捻ってうつ伏せになり、
腕の力で上半身を起こすことにトライし、
見事成功しました。
わー、パチパチパチ。
(最初からそうしろよ)
入院初日の大パニックでした。
ちなみに、ベッドは電動で起こせるやつだったので、
もう、親の敵のようにめっちゃ起こして寝ましたよね。
入院初日は、冗談抜きで85°くらいだったんじゃないでしょうかね。
看護師さんもちょっと笑ってましたから、
相当なもんだったと思います。
次の日は60°、
その次の日は45°と少しずつフラットに近づけていくことができ、
今では5°くらいになっています。
今日は、退院前夜なので、完全フラットにしてみたいと思っています。
(どうでもいい慎重さを発揮)
ちなみにですが、この入院初日・・・。
真夜中、懐中電灯を持って見回りにきた看護師さんに
寝ぼけて
「おはようございます」
と言ってしまい、
めちゃくちゃ恥ずかしかったのでソッコーで寝たフリをしました。
これも、入院生活の罠の1つかもしれませんね・・・。
(↑違う)
罠 その2「大人しく過ごしたいのに、面白いものが目に入ってきてしまう」
先にお伝えした通り、
腹痛の日々ですので、
なるべくならばお腹に力を入れずに生きて行きたいわけです。
腹筋に力を入れると、
イテテテテ・・・となってしまうんです。
よって、「笑う」という行為が非常に辛いものになります。
普段は面白い出来事を探し求めて生きてるのに、
こうなると面白要素は要らないのです。
平穏に生きたいのです。
しかし、あちこちに笑いの要素が潜んでいます。
先日も、お腹痛いなーと思いながらヤフーニュースをみていたら、
「民家に人骨・・・?と思ったら豚骨」
っていう見出しのニュースがあって震えました。
民家の解体作業中、人骨みたいなものが見つかったので通報して調査した結果
豚骨だったんですって。
以前住人が飼ってた豚なんですって。
「人骨からの豚骨」ですよ。
見出しに悪意ありますよね。
もー、苦しい。
あと、こんなこともありました。
隣のベッドの患者さんと看護師さんが
ペットの猫について話していたんですけど、
看護師さんが
「わたしも猫を一匹飼ってるんですけどー、
もう一匹飼いたくてー。
でもうち、飼ってる猫の写真を大家さんに提出しなきゃならない決まりがあるからごまかせないんですよー。
たまに大家さんがうちを見に来たりもするし・・・。
でも、どうしてももう一匹飼いたくてー、
同じ柄の猫だったらもう一匹飼ってもいいんじゃないかと思ってるんですけどどう思いますー?
大家さんが来たとしても、
どっちかが目に入ればバレないだろうし、
最悪二匹とも見られたとしても、
残像だと思ってもらえるかなと思ってー」
とか言ってて・・・。
笑いをこらえるのがつらかったです。
残像て・・・。
ねこ、どんだけ俊敏なの・・・。
ほんと、世の中、面白いことで溢れてますね。
罠 その3 「病院の食事に、異常にいんげんが出る」
初日の昼食・・・肉料理の付け合わせに、茹でたいんげんがでました。
2~3本じゃなく、6~7本。
まあ、そんなものかなーと思って食べました。
2日目の夕食・・・いんげんと小エビと、あとはこんにゃくやらなんやらの煮物がでました。
いんげんが、添え物ではなく、副菜のメインをはっています。
2日連続いんげん・・・だと・・・?!
これ、毎日でるのかな?!
といささか不安になりました。
3日目・・・いんげんは出ませんでした。
ホッと一息。
そして、今日。
食事が出るようになって4日目。
週間献立表が貼ってあるところを通り、
ふと見てみたら・・・
夕食・・・いんげんの炒り煮。
・・・・・・
ちょっとオォォォ!!!!
おかしいよ、この病院ン!!!!
いんげん業者と癒着してる?
それとも、ナースステーションで看護師さんたちが栽培してる?
この謎をどうにか暴きたいところですが、
明日退院で叶わないのが心残りです。
あ、これは「日常に潜む罠」とはちょっと違いますね。
でも、「その2」までだと何だか締まらないので、「その3」まで書きたかったんです。
ということで、数々の罠が仕掛けられていた入院生活でしたが、
いんげんの多量摂取による中毒症状さえ起きなければ無事退院の日を迎えられそうです。
長い長い記事でしたが、読んでくださりありがとうございました。
みなさんも、お体にお気を付けてお過ごし下さいね~。
ララバーイ