庚申信仰
という物があります。もとは道教の伝説から発した物ですが、日本にも随分古くから伝わり、仏教や神道とも混じり合った信仰になったようです。
仏教では青面金剛と帝釈天が、神道では猿田彦大神がその守り本尊とされていますね。
京洛三庚申として知られる寺社には、日本三大庚申の1つで日本における庚申信仰の発祥の地、八坂庚申・大黒山金剛寺があります。そして後2つのうち一つは神社、山之内庚申・猿田彦神社です。
この山之内庚申の近くにこのお店があります。
まだ開通して間もない葛野大路に面したお店は、材木の暖かみを活かした、ホッとするような造りです。大変な人気店で、次々とお客さんの車がやってきますが、今のところ交通量も少なく安心して車で行けると言うことは大きなアドバンテージと言えるでしょう。
しかしながら、先日葛野大路の三条~御池間が開通し、ちょっと隔離された感のあったこのお店のロケーションも、三条以南からダイレクトに入ってこられるようになったため、北端が太子道で終わっているとは言え今後交通量が増えることも予想されますね。
さて、圧倒的な人気を誇るこのお店のスープは鶏ガラがメインで魚出汁がそれを補強するタイプの醤油味です。濃厚なイメージのあるスープですが、食後の感触から想像するに、それほど濃厚な物ではなくスープの味を安定化させるためにゼラチンや旨味調味料、みりん風調味料や料理酒を活用されているのではないかと思いました。
スープの表面にはラードと細かい背脂がたっぷり浮いていてコクを出しています。
麺は普通のストレート麺、やや伸びやすい感のある麺ですね。
トッピングはチャーシュー、葱、メンマ、海苔です。仕上げに一味唐辛子を振りかけて、やや甘味が強すぎてボケた嫌いのあるスープの味を締めているのは工夫でしょう。
チャーシューは大きくてやや厚めにスライスした巻きチャーシューなのですが、ほろっとしたと言うより、さらに一歩進んで箸を付ける前に崩れているような、ややカスカスした感じのものです。
先に述べた通り、大変流行っているお店でカウンター席のみなのですが、つぎつぎとお客さんを捌いて行く様は、工場の流れ作業を彷彿とさせる見事な手際で、番号札を取るハメになっても、それほど長く待たされることはありません。
前を通ることがあって、駐車場があいていたらまた寄りたいお店ですね。
場所はこちら
。JR京都駅または阪急西院駅から市バス75系統の双ヶ丘・映画村・山越ゆきに乗り換え安井小学校前下車すぐです。
車で行くのも駐車場がお店の南側に6台分確保されているのでOKです。現在はお店の前に路上駐車される人も多いようですが、先に書いたように道の開通に伴って交通量も増え、取り締まりの強化が予想されますから路上駐車は絶対に避けましょう。
なお、上のリンクの地図
には、まだ開通した道の表示がありません。お店の前の広い道は葛野大路です。この記事作成時点では南端が御池通りで終わっていますが、実際にはそのまま南へ延伸され庚申前で三条通と交差します。さらにそこから南の道は細く表示されていますが、これも同じ広さに拡幅され、四条通と交差して従前の葛野大路に繋がります。
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