※このお話は私の子供の頃のお話で覚えていない部分、

 記憶が途切れ途切れになっている部分、

 もしかしたら動物と向き合うにあたって至らない箇所があると思います。

 ご了承の上、ご覧ください。

 

自分が小学生ぐらいから20ぐらいの時まで犬を2匹飼っていました。

名前はクロとモモ。クロがお姉ちゃんでモモが妹。

 

うちの父親は小さな印刷工場を1人で経営していて

自分が知る限りでは本当に10年ぐらいの間1日も休まず

工場で働いていました。1度だけ食べたお弁当で

食中毒になり、1週間ぐらいは寝込んでいて休んでたのはその時ぐらいでした。笑

 

その工場に突然2匹の夫婦犬が住み着いたんです。

それまで犬どころかペットも飼ったことが無かったので、

父親は戸惑いながらもDIYが得意なので犬小屋を作ってあげて

飼っていたわけでは無かったのですが面倒を見ていました。

(名前はタロウとハナコだったかな・・・?)

 

ある日父が工場に向かうとお母さん犬が子犬を産んでました。5匹。

動物知識がほとんど無い状態で好意ながらほぼ外飼いしていた父は

何となくその様子を数日間見ていると夫婦犬が子犬の育児放棄を始めていました。

おっぱいをあげる様子も見受けられるのですが、1匹の子犬に対して

明らかに仲間外れにするような態度・行動が見受けられたらしく

更にはその子犬だけ雨の中で野ざらしにされていたりしていて

父は更に様子を見た結果、結局5匹の子犬全員の育児放棄が見られ

1匹をうちで引き取る事にしました。残りの4匹も家族で協力し、

親戚に里親になってもらったりして全員分の引き取り先を見つけました。

 

うちで引き取ったのは1番最初に育児放棄をされていた子犬(♀)。

病院で診てもらうと子犬だったのですが慢性的に腎臓機能が悪く、

(すいません、ここら辺あんまりちゃんと覚えてないのですが・・・)

子犬の頃はか弱く何か無茶をすれば死んじゃいそうな非常にデリケートな存在でした。

5匹の子供の中で何故か1匹だけ全身が黒い毛で覆われていて

お腹の部分が白く、名前は「クロ」と名付けました。

後々出てくるんですがこいつが本当に元気になりすぎやがって

私と姉の事を完全に下に見るようになります。

 

この後、夫婦犬が更に妊娠していることが発覚し

(ここら辺は反省ポイント。

 思えば職場の工場で野放し飼いをしていたのは良くなかったなと思います。)

また5匹の子犬が産まれました。その後夫婦犬は工場内で飼い、

病院で諸々診てもらう予定だったのですが

この出産後、2匹とも寄り添うように同時期に亡くなってしまいました。

 

またこの5匹を親戚にお願いし飼ってもらい、1匹だけこちらで引き取る事にしました。

5匹の内、また1匹だけクロと同じように黒い毛で覆われお腹が白い子がいました。

その子は「モモ」と名付け、クロとモモは見た目だけでも姉妹と分かるぐらい似ていました。

 

私達家族は本当にペットを飼ったことがなく、

飼い始めた頃はどうやってしつけしていいかも分からず、

結局最後までクロもモモもお手等のしつけを教えてあげる事をしませんでした。

 

クロは成長していくととても凛々しい顔立ちになり、

小さい頃雨の中野ざらしにされていたとは思えない位、たくましく育ちました。

「人間だったら篠原涼子みたいなかっこいい女性なんだろうなぁ~」とか言ってました。

クロは成長していく上で篠原家の人間にランクをつけるようになりました。(多分)

 

お母さん=お父さん>>>>>クロ>モモ>>>>>>長女>次女=私

 

このようになり、私達が帰ると玄関先で喜んでくれて

じゃれあってくれるのですが向こうがもうええわ!!ってなると

じゃれあってる最中に突然吠えられてじゃれあいタイムが突然終わります。

逆にお母さんにはクロもモモも自分からじゃれあいに行き、

お母さんがどれだけ撫でようとクロも絶対に怒りません。

シンプルに私達はあんま信用されてなくて母親はとても信用していたのだと思います。

 

お父さんは何故この位置かと言うと一度私がお父さんに

クロとモモがいるリビングでババチビるほど大声で怒られた時に

クロとモモも何故か自分が怒られているのと勘違いして

私の隣でシュンとしていたのをきっかけにクロとモモも

「この人には逆らってはいけない」と思ったのか

父親の機嫌を犬ながらに取っていました。

 

モモは逆にもう何しても怒りません。なんかちょっとマヌケな顔をしてて

めちゃくちゃ遠くに居て目があっただけでお腹出してきます。

あとめちゃくちゃ食欲旺盛で私達のご飯も根こそぎ行こうとしては

毎日失敗していました。お笑い担当です。

ちなみにモモも小さい頃から腎臓機能が若干弱かったです。

 

クロもモモも確か8歳ぐらいでこの世を去りました。

元々身体も弱く幾度と体調を崩していたのですが、

最後の方は家族全員で介護をしながらなるべく苦しまずに

目を瞑る手助けぐらいしかしてあげる事が出来ませんでした。

クロとモモはほぼほぼ年子なのですが、クロが死んで1年後ぐらいに

モモも後を追うようになくなりました。同じ腎臓病で亡くなりました。

 

これだけつらつらと書いておきながら言うのもアレなのですが、

そもそも私はあまり動物が好きではありません。

嫌いという訳では無いのですが、例えば子犬や子猫を見て

特別可愛い~とか飼いたい~みたいな事を思いません。

多分それは世間的に見たら自分は動物があまり好きではない部類の人間だと思います。

 

クロもモモも犬らしいしつけをされずに育ち、

クロは僕らの事を完全に下に見てて吠えられて私は

当時そんなクロに負けてたまるかとクロ以上の声で吠えてみたり

(謎行動ですけどあまり深くは突っ込まないでください。)

モモが目が合うだけでお腹見せてくるからさすってあげたら

その後何故か私のお腹をほじくるように引っ掻いてきたり

思えば本当に人間の兄弟が居たかのように過ごしていたなと、

だからクロやモモにもカワイイとかっていう感情が無かったんだなと思いました。

 

最近ペットを飼っている動物系のYouTuberさんの動画をよく見るのですが、

それ見ていると思わず自分達が飼っていた頃を思い返してしまい、

飼うにあたってのノウハウを全然詰められてなかったんじゃないか?とか

与える食べ物であったりペットと過ごすにあたっての

大切なものやルール等を守れていた自信が自分達にはあったのか?など考えてしまいます。

もしそれをちゃんと把握していればクロやモモももうちょっと長生き出来たのかな?

クロとモモは自分達と暮らせて幸せだったんだろうか?と。

結局それは分からないし自分が死んでもそれが分かる保証も無いと思います。

 

ただ思うのは一緒に暮らせて本当に良かったなと。

あと思ってたより自分が他の動物と共存出来るんだな。と思いました。

(当時はめちゃくちゃムカついたり嫌ったりすると思っていました。)

 

ここまでご覧いただき有難う御座いました。

別に何かメッセージを伝えたいとかではなくて、

YouTubeで弱っている子猫を拾って成長するまでを1本にまとめた動画を見て

自分の時はどんな出会いだったっけと思い返したくなって文章にしてみました。

 

きっとご覧になってる方の中には

「なんだその育て方は!」とか「野良犬をそんな簡単に飼うんじゃない!」など

という意見があるかと思います。めちゃくちゃその通りだと思います。

きっと今であれば割と色んな動物の特集やペットに関しての知識を

趣味で見ていたりするので昔よりかは

動物の気持ちを考えて飼う事が出来ると思います。多分。

ただ昔よりかは上手く育てられるっていう気持ちだけで何かを飼おうとは思わないので、

またそういう運命が来たら抗わないでおこうと思います。

 

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