かつてより、図形が見えない子が増えたと感じています。
全体としてだと少し弱くなったという程度な感覚なのですが
個々に見ると全く見えない形の割合が増えているように感じます。
斜めとか結構ダメな子が多いですし、空間図形のイメージ力はかなり低い子たちが多いです。
勝手な体感なのかもしれないわけですが、気になるデータもあります。
新版K式発達調査という、子どもの発達に関する調査では
1983年と2020年では、様々な図形の模写に、それぞれ、数ヶ月の遅れがあるそうです。
これはちょっと気になるデータです。
何が原因かはよくわからないけれど、バーチャルな体験は増える一方で、リアルな体験というものは減りつつある。
この辺は強い影響があるように感じています。
図形が弱いと理科の天体もキツくなる。
実は式や物を塊でor部分でor全体で見るみたいな見方も弱かったりします。
直接的な得点力以外の下支え的なところ。
これ、かなり大きな問題だと思うのだけど。