私は生徒たちの「出来ます」は基本的に信じていません。
「できる」ということの基準があいまいだからです。
多くの生徒は、「できる」というのを解説聞いたり見たりして理解したと同じくらいにしか思っていません。
それだといざ、同じような問題に出会ったときにできないんです。
「できる」というのは何も見ないで手が止まることなくよどみなく再現可能であるという状態であって
そこまでいかないと「できる」とは言えません。
ちょっと考える時間、思い出す時間みたいなものがあればできる
これは弱い。
弱すぎる。
身体の所作になってないから絶対に本番では無理です。
その問題だけは何とかなっても他の問題に手が回らない。
簡単に「できる」だなんて言うもんじゃない。
徹底的に、一瞬たりとも止まることなく延髄反射で問題が解けるレベル。
それが「できる」なんです。
だから、そういうチェック機能が働くような仕組みにしておかないといけませんね。