高校生の約半数が、社会に出たら理科は不要であると
大丈夫かこの国は…と本気で心配になる。
技術者や研究者が少ないわけだ。
自然の営み、自然の現象、事物などがわかる。
これがどれだけ素晴らしいことなのか。
キミは直接的に理科の知識は使わないかもしれないけれど
キミの生活を支えているもののあらゆるところに理科はある。
こんな想像力もないのか。
理科的な知識があればよからぬ健康食品に騙されなくてすむ。
なんて理科の良さや重要性を語りたいわけではなくて
思うに
理科不要だなんて本当は思ってないんですよ。
自分の生活が理科の知識に支えられていることくらいわかる。
でも、使うのは自分ではない誰かなのであって
「私には必要ない」なんですよね。
理科的な匂いが少しでもある職業につくという道が自分には全くない。
きっと、そういう意味なんですよね。
理系は進むという選択肢がゼロである。
こういうことなんだと思います。
これが悲しい。
そういう世界は自分とは違う誰かのものなのであって、私ではない。
数学できないし
理科苦手だし
そう思って理系に行く気がない人もきっといるでしょうね。
そういう世界が自分とは隔絶されたものであると考えてしまっている人が高校生の半分もいる。
これって本当に悲しいことだし、そりゃあ技術立国だった日本は衰退するわな…と感じる。
でさ、たぶんこれ、歴史とか地理とかそういうものに対してもなんだと思うんですよね。
学問というもの全般に対する諦めというか隔絶感というか、そもそも見ようともしないみたいな。
そういう物事に対する向き合い方そのものにまでつながっているような…
このアンケートの文脈がちゃんとわからないからなんとも言い難いところはあるけれど
なんか、そんな恐怖を感じるニュースでした。
ちなみに、当塾はたぶん、理系がかなり多めです。